朝からゲームをやると賢くなる!?小学生の能力は遊びながらでも伸びる

朝からゲームをする小学生は賢くなる?

小学生のお子さんがいる保護者なら、子供のゲームとの付き合い方について考えたり悩んだりしたことのある方が多いと思います。

我が家には3人の子供たちがいるので、彼らのゲームへの情熱にはちょっと感心するとともに、親としてどうするのが良いのか悩んできました。

ゲームの内容にもよりますが、どうしてもアドレナリンが出ちゃうらしく、ゲームの勝敗で興奮してケンカになったり…。<今もよくあります。笑

ゲームなんてやらなくてもいい!

そう思ったこともありますが、ゲームの時間をバランスよく楽しんで、勉強ややるべきこともがんばれるなら、悪いものではないのかも…と思い始めました。

調べてみたところ、世の中の保護者のみなさんはいろんな工夫をなさっているようで、考え方次第でゲームをうまく取り入れて子供たちのやる気も引き出せそうです。

そして、子供たちと一緒にゲームをしていて気づいたんですが、ゲームの種類によっては「効率的に物事を処理する能力」「自分だけでなく周りと協調して行動する能力」が培われているなぁと感じました。


早起きしてゲームする!?小学生の気持ちの切り替え

我が家の子たちはゲームが好きすぎて、ゲームのために早起きすることがあります。

そんな目的で早起きするよりも、しっかり眠って日中元気に活動するために体力を温存しなさいよ。という気持ちもありますが、考えてみればすすんで早起きするのは悪いことじゃないですよね。

もちろん睡眠時間はしっかり確保する必要がありますが、早く寝て睡眠をしっかりとった上で、早起きしてゲームするなら特に問題もないような気がします。

学校から帰宅したら宿題などのやるべきことをちゃんと片付ける。そして晴れた日ならお友達と公園で元気に遊ぶ

それができているなら、夜に少しゲームをしたり、朝早起きしてゲーム時間をつくったりすることには特に問題はないのではないでしょうか。

上にも書きましたが、ゲームの内容によってはテンションが上がってしまうこともあります。

でも、朝からぼけーっとしてムダな時間を過ごして登校準備が進まないよりは、時間を決めて朝ゲームをして、気持ちを切り替えて朝の支度をするというのはアリだと思います。

ゲームが嫌いな子供にすすめる必要はもちろんありませんが、ゲーム好きな子供に対してむやみに制限しすぎて、お友達のおうちに行ったときにゲームばっかりしちゃったりするのは困るなと思います。

日々やりすぎない程度に「楽しみ」を認めて、「ゲームの時間」と「勉強の時間」の気持ちの切り替えを、子供たち自身ができるようになってくれれば、親も余計なことでイライラする必要はないと思います。

子供にゲームをやらせることのメリット

ゲームをしても良いというおうちと、ゲームはやらせないというおうちのアンケートをとったところ、ゲームをしてもOKのおうちの子供たちのほうが、「自ら勉強に取り組む」子の割合が1.5倍ほど多かったというアンケート結果があります。

また、子供同士のコミュニケーションの面でも、ゲームをしている子のほうがコミュニケーション能力が高いという調査結果もあるそう。

これについては私は個人的に激しく同意できるエピソードがあります。

言葉が遅くて療育に通っていた末っ子がまだ小学校に入学する前。言葉が遅かったことで、どうしても話の組み立てがヘタで、本人が話をするセンテンスも短かったのですが、ゲームの話だけはいつも一生懸命ずーっと話していました。

子供の話しを聞くのが上手なママ友達から、「すごく詳しくゲームのことを教えてくれて、あんなにたくさんお話できる子だって知らなかったよ!」と言われたこともあります。

小学生になると子供同士でゲームの話をしているようで、発達の遅れを心配している身としては、きっかけがなんであれ、他人とコミュニケーションをとる機会が少しでも増えるのはすごくうれしいことです。

我が家の子供たちプラスになったなと感じるゲーム

今まで、ゲームというものをプラスとして見ることがあまりなかったのですが、最近複数の人間で同時にプレイできるゲームをしているのを見ると、プラスがあると認めざるを得ないなと思います。

仲間と協力してクリアしていくゲームを子供たちがやっているのを見ていると、自分の画面だけでなく兄弟姉妹が今どういう状況かをしっかりと把握して、コンピュータにやられないように協力しあって進めていたりします。

マリオカート

通常のグランプリモードで遊んでいる場合でも、バトルモードで遊んでいる場合でも、極力兄弟同士でやっつけ合わないように、お互いに声をかけあいながら一生懸命やっているので感心してしまいます。

今自分は何位にいて、兄弟は何位になっている。だから今この道具を使うとダメだとか、コンピュータの敵から兄弟を守るためにはこのタイミングでこの道具を使うとか、子供なりにいろいろと工夫しながらやっています。

たまにイライラしてケンカになることもありますが、基本的にはいつでも協力しあっていて、仲間の動きも把握していたりするのは本当に感心します。

スペランカー

前知識はなかったのですが、子供がお小遣いを出して買いたいというので、半分くらいは私が出してあげて、あとは子供たちがお金を出して購入したゲームがスペランカーです。

ゲーム自体は古い感じで、正直大人からするとそんなに面白い感じもしないのですが、仲間がやられてしまっても、それを助けにいくと何度でもやり直すことができるゲームです。

お互いにラスト1機になってしまっていても、片方がやられてしまったらもう片方が助けに行くという方法で続けていくとしばらく楽しめます。

子供同士、お互いに声をかけあったり励ましあったりしながらやっていて、コミュニケーション能力の向上につながっているなと感じると同時に、子供たちが協力しあって何かをがんばっているのは、たとえゲームでも、親としては微笑ましく感じます。

オーバークック

小さいコックさんたちが、お題の料理をどんどんつくって出していき、規定のポイント以上を稼ぐと星がもらえて新しいステージが現れるというゲームです。

調理系のゲームは昔からあると思いますが、このゲームはいろんなシチュエーションがあるので子供たちも楽しいようです。

ステージの構造を考え、効率よく料理をつくっていくためにはどういうふうに役割を分担したら良いのかを相談して進めています。

また、やりながら今の状態をお互いに声かけしないと、どうしても作業の進みが悪くなってしまうので、みんなで声をかけあいながらやっています。

焦りも出るのでケンカになることもありますが、「作業の効率化」がクリアするためのポイントなので、動き方や進め方を子供たちが試行錯誤して工夫しながらやっています。

このゲームは向き不向きもありますが、うちでは末っ子がすごく上手で、こんな得意分野があったのか!と本当にびっくりしました。

まだその効率化の能力を具体的にどんなことにつなげてあげられるかはわからないのですが、大人になって仕事をするにしても、効率的にこなしていく工夫を自分で考えようとする姿勢は必要だと思います。

「朝からゲーム」に対する保護者たちの考え方

「朝から小学生の子供にゲームをさせる」というのは、世間的にはあまり認められない考えかと思っていましたが、検索してみると意外なほど肯定派の方が多くてびっくりしました。

小学生の子供とゲームの付き合い方について、工夫していらっしゃる保護者たちの声をまとめます。

ゲームのやり方を工夫している保護者の声

小学生ママ
普段から1日30分だけと時間を決めてやらせています。朝は、朝ごはんをちゃんと食べて、学校に行く準備が全部終わって、時間があまっていればゲームOKにしています。
小学生ママ
ゲームはダメダメって制限しすぎると、お友達のゲームをうばってやるような子もいるから、うちは時間を決めてやらせています。制限しすぎてかくれてゲームするようになるよりも、ルールを決めてやらせるほうが良いと思います。
小学生ママ
うちは1日に何時間と決めているので、朝やろうと学校から帰ってきてからやろうと、それは自由にさせています。子供が自分で考えて、自分で決めてやる。それで良いと思っています。
小学生ママ
うちは1日のうちでゲームの時間を決めるのではなく、宿題や翌日の準備などやるべきことが終わっていれば、夜の8時までは好きなだけやって良いということにしています。20分などの制限があるとRPGのようなゲームは楽しくないと思うので。
小学生ママ
1日1時間までというルールで遊ばせています。1時間ずっと続けてゲームをさせておくのは嫌なので、30分単位で他のことをさせるようにしています。

参考までに我が家の場合

ちなみに、我が家のゲームルールもお伝えしてみます。^ ^

我が家では、その日のやるべきことを終えてから、1日1時間まではゲームをしても良いことにして、キッチンタイマーを多めに購入してあります。

ゲームをやりたい時には自分でキッチンタイマーを持ってきて、時間を測って、約束した時間の中でやっています。

が、結果的に、習い事のある日はゲームをする時間はそんなになく、習い事のない日でも、宿題をやったり公文をやったり翌日の準備をしたりが終わってからゲーム、というルールなので、ほうっておいても結果的に1日に1時間もゲームはしてないです。

ゲームをどう役立てる?小学生への具体的な3つの提案

実際の保護者の声や、私の周りのママたちのやり方を参考に、小学生にゲームをやらせるときの具体的な提案の仕方を3つまとめてみます。

1 時間を決める

ゲームをうまく活用しているおうちの多くが、1日のうちでゲームをする時間を決めているように思います。その時間の決め方や組み立て方は、子供の年齢だったり判断能力だったりで違うようですが、時間に関する決め事はあったほうが良いようです。

2 宿題や学校の準備などやるべきことを先に

帰宅後のゲームに関しても、朝からゲームをさせているおうちにしても、まず「やるべきことを先に!」というのをルールとしているおうちが多いようです。

3 ルールを守れない場合はペナルティも

せっかくルールを決めても、それが守られないなら意味がありません。決めたルールを守れない場合は「1週間ゲーム禁止」「ゲームの時間が短くなる」などの取り決めをすることも効果的なようです。逆に、「一定の期間ちゃんと約束を守れた場合はゲームの時間をのばしてあげる」という取り決めをしているおうちもあるようです。

まとめ

我が家の場合は上の子が成長してきて、自分の判断でできるようになってきたので、最近ではゲームに対するルールをあまり設定しなくても大丈夫なようになってきました。

個人的な悩みとしては、子供たちがゲームをする時間は減ってきたのですが、スマホのアプリを見ている時間が増えてきたこと。

ですので、この機会に、ゲームに対するルールの設定と同じように、スマホアプリの扱いについてもルールを設定してみようと思います。

ゲームもスマホも悪いわけではないのですが、使い方に気をつけておかないと、依存症のような状態になる心配はあります。

今回調べたいろいろな工夫を参考に、ガチガチに制限してストレスを与えないかたちで、本人たちの判断にゆだねながら話し合っていこうと思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。
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