結果が知りたい!「叱らない子育て」を実践するとどうなるのか

叱らない子育て

子育て中のママなら耳にしたことがあると思います。「叱らない子育て」という言葉。

子供を叱らずに、ただかわいがるだけで良いならそうしたい!

叱らずに育てることは親のストレス軽減になりますし、その結果、子供がのびのびと良い方向に進むのであれば、ぜひ実践したくなると思います。

しかしネットの口コミを見ていくと、少なからず「叱らない子育て」に対する批判や失敗談もあります。

賛否両論ある「叱らない子育て」がどういうものか、実際に実践したおうちの口コミなどを見ながら、その結果をまとめてみました。


どんな子に育つ?口コミから見る「叱らない子育て」の結果

「叱らない子育て」を実践した結果どんな子に育つのか、ネットの口コミを調べてみました。

40代ママ
叱らない子育てが周りに浸透していますが、周囲の小学校中学年くらいの子を見ているとびっくりすることも多く「叱らない子育て」を信用して良いものか…。
30代ママ
私の周りでは、なんでも許されて育った子は我慢ができない子に育ち、学校生活に適応できずに引きこもりになってしまいました。
40代ママ
未就学児の頃は叱らずに育てました。就学後は叱ることもありましたが、比較的すんなり育っています。
40代ママ
しても良いことと悪いことは伝えてきましたが、叱ることはありませんでした。現在中学生で、先生や周囲の人からもほめられる子に育っています。
30代ママ
なんでも叱らないというのは間違いです。命に関わることや、他人に迷惑がかかることは、ちゃんと言って聞かせる必要があります。

上記の他にもいろいろ見ていくと、失敗談というよりも、「自分の周りにいる『叱らない子育て』で育てられた子が面倒な子で困る」というようなお話が多かったです。

自分で実践して失敗したという方も少ないですがいらっしゃいました。

失敗ママ
叱らずに諭す方法で育ててきた結果、小学生になっても友達への乱暴が収まらず、しかも「自分は何もしていない」「わざとじゃない」と嘘をつくようになりました。

いろんな立場からの本当にいろいろな意見がありましたが、そもそも「叱らない子育て」というものに対する解釈が人によって違うのかなというのが私が感じた感想です。

実際、「『叱らない子育て』を勘違いしたまま実践するから困ったことになる」というような指摘を何度も見かけました。

大迷惑!「叱らない子育て」を勘違いしたままだと親子で嫌われちゃうかも…

一般的に言われている「叱らない子育て」というのは、「叱らずにほめて育てる」ということのようですが、では子供が悪いことをしたときはどうするのでしょうか?

悪いことをした場合も「良いところをさがしてほめる」という話を見かけました。

では、例えばほめて、その後はほったらかしということでしょうか?

調べていくと、「叱らない子育て」に対する勘違いや認識の違いは、このあたりにあるように感じます。

子供が悪いことをしたときに「良いところをさがしてほめる」というのは、「頭ごなしに叱らずに、まず子供の話をきちんと聞いて、その考えの中の肯定できる部分を認める」ということだと思います。

決して、悪いことをした子供や騒いでいる子供ををほったらかしにしたり、ほめたりして終わりということではありません。

子供が何かいけないこと、例えばお友達をたたいてしまったり、おもちゃをとってしまったりしたときに、「頭ごなしに叱らない」ことを提唱しているのだと思います。

そしてその代わりにきちんと「何がいけないことであるかを伝え、諭す」ことが続かなくてはいけないのですが、「叱らない子育て」を勘違いして、悪いことをしてしまった子を諭すこともなくそのままにしてしまうケースがあるようです。

子供の育ちに不可欠!信頼されるための親の心構え

「叱らない子育て」はただ叱らないということではないと思います。

「叱らない」代わりにすることは、まず子供の話をきちんと聞き、子供の気持ちに「共感する」ことが重要になるのだと思います。

共感すれば、子供なりの考えの中に正当性を見つけることができますし、結果的にほめることもできるかもしれません。あるいは、「そんなことまで考えてした行動だったのか!」と驚かさせれることもあるでしょう。

「共感し、ほめる」ことで、子供は自分の気持ちをわかってもらえたと思いますし、親を信頼し、それが他人を信頼する気持ちにつながります。

他人を信頼し、尊重する気持ちが芽生えれば、必然的に、自分のわがままで他人に迷惑をかけることを良しとはしない気持ちも芽生えることにつながるのではないでしょうか。

子供が良いことをした場合も、悪いことをしてしまった場合も、まず子供の話を聞いて、共感できる部分に対して気持ちを伝え、寄り添うことはとても大切なことだと思います。

手放したいのは「怒る子育て」で「叱る子育て」はアリ?

私個人的な考え方も書いてみます。

私は正直「叱らない子育て」というものに少し疑問を持っています。

もちろん叱らずに子育てできるならそれは素晴らしいのですが、例えばケガにつながることなどは、もし子供自身が何か正当な理由をもってした行動であったとしても、叱るべきだと思います。

「怒らない子育て」には賛成なのですが、「叱る」ことは子育てにおいては必要になる場面があるのではないかと考えています。

「怒る」は自分の気持ちの反応です。自分の中から湧き出るものであり、これは実はある程度自分で操作することが可能です。

ですので、「怒らない子育て」は自分の感情のままに子供に対して怒りをぶつけないということだと思います。

この「怒る」に対して「叱る」は、「相手をより良いほうに導こうとする」ことだと思います。親の責任をというものを考えると、場合によっては「叱る」必要はあると思います。

ただ、「叱らない子育て」を目指すことは、子育てとしても、コミュニケーション法としても、素晴らしいことだと思っていますし、叱らない代わりにきちんと思いを伝えて、共感して、諭すことを忘れなければ、実践する価値のあるものだと思っています。

まとめ

「叱らない子育て」の結果どんな子に育つのかを調べ、勘違いや、実践するにあたっての考え方についてまとめてみましたが、参考になる部分はあったでしょうか。

おそらく「叱らない子育て」について知ろうとする方は、お子さんのことを想う気持ちの強い方だと思います。

子育てで参考になる考え方や手法はたくさんありますが、納得した上で実践できて、親も子供も幸せになれる方法を見つけていけると良いですね。

どうかみなさんが子育てを楽しめますように。

最後までお読みいただきありがとうございます。
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