学校大嫌いだった子が、新しい友達をつくって自分から外にでかけるようになるまで

通信制高校で趣味の合う友達との出会い

学校大嫌いだったうちの2番目さんも、今は高校生として暮らしています。

中学では自分の教室に入ったことが数回しかなく、ふつうの授業を受けたことがなかった我が子が高校生になったときの話は下記の記事にまとめてます。

▶︎うちの子、通信制高校に通ってます|不登校からの高校進学と通信制高校の現実
https://puelife.net/about/tsushinsei/

学校のことを考えてずっと暗い顔。朝になると体調が悪くなったり、教室に入れなくて付き添ったりしたのも、懐かしく思い出せるようになりました。

今は、通信制高校に通いながら、自分から出かけたり、友達と遊びに行ったりするようになりました。

遊びに行くことが多いわけではないのですが、友達たちと出掛けて、1日遊んで遅くに帰ってきたりして、あの頃を思うと、すごい進歩だなぁと思います。

そんなプラスの変化は、たぶん中学の終わりくらいからあったと思っています。

でもそれが見えるようになる、外に出せるようになるには、それまでいた環境から離れて、「学校に行けない」「不登校」だった状態から離れることが必要でした。

そして、今、楽しめている状態になる大きな「きっかけ」は、趣味の合う「友達」たちです。


自分から遊びに出かけるようになるまでのステップ

1 高校にひとりで通う

中学まではひとりで出かけるのが苦手で、とりわけ電車は、家族で出かける以外にはあまり使ったことがありませんでした。

でも、通信制高校ではスクーリングがあるので、電車で行くことが必須。

短期間でスクーリングが集中している学校もありますが、選んだ高校は、スクーリングの期間を限定せずに、自分で調整しながら通えるところ。

なので、最初のうちは私が仕事を休んで付き添って、数ヶ月かけてひとりで電車を使って、通えるように慣らしていきました。

2 以前からの友達と約束して自分から出かける

ひとりで高校に行くことに少し慣れてきてきた頃に、フリースクールのときの友達の家に遊びに行くと言い出したときは驚きました。

行ったことのない場所に、自分で友達と約束をして、ひとりで出かけていく、というイメージがなかったからです。

本当に行けるのかな。行き方はわかるのかな。先方のお宅に失礼はないかな。
などなど、親のほうがひそかにハラハラしていました。笑

本人ももちろんすごく緊張して、前もっていろいろ調べたりしていたようです。

高校という新しい環境で、できることが増えたという小さな自信がついてきていたのかもなと思います。

3 自分から部活に入る

あるとき、学校から、新しい部活ができるという連絡がありました。

ボードゲームなどのアナログゲームをみんなでやる部活が新しくできるとのこと。

Switchなどのゲームも好きだけど、テーブルゲームも好きなうちの子は、それがとても気になったようですが、部活に親がついていくことはできません。

「やってみたいならどんな感じか学校で聞いてみたら?」

と言うくらいしか、親ができることはありませんでした。

その後、なんとか自分で入部の手続きをして、ゆううつになるくらい緊張しながら顔合わせの場に出かけていき、無事に部活に参加できるようになりました。

部活動はあまり頻繁ではなく、週一ペースで来られるひとだけが集まる、という、通信制高校ならではのゆるさが良かったのだと思います。

4 部活の友達とオンラインで長話

高校2年生になってからのこと。

新しくできた友達と家で電話で長話をしているのを見たときも、その場では声をかけませんでしたが、内心では「へーーー!!」と思っていました。笑

続けている部活の中で、気の合う子がいたようで、電話でだいぶ長い時間、アナログゲームの話などをしていました。

そこからは、時々電話で長話をしている姿を見かけるようになり、オンラインで電話をつなぎながら、友達と一緒にアナログのゲームをすることも増えてきました。

5 オンラインで会話をしながらアナログのゲームをする

電話で話したりしていた相手は最初のうちはひとりでしたが、そのうちに、オンラインでつなぎながら複数人でゲームをする機会ができ、よく話す友達が増えてきたようでした。

すごく楽しそうに話す声が聞こえていると思ったら、少し感情表現が強いなと感じる日もあったりしました。

後日、友達との会話の話になった際に、「気持ちが強く動くと声がきつくなるときがあるみたいだから気をつけて」と声かけすると、「自分でも思った。友達にはあとから謝った」と話しました。

自分のいまいちな行動を自覚するだけじゃなくて、ちゃんと周りのひとを気にかけて、ケアするために行動することまでできるようになったんだなぁと感心しました。

6 みんなでゲームがしたくなって出かけていく

1対1であれば、注意を向ける相手はひとりだけなので、ハードルは低かったようですが、みんなで遊ぶために出かけるようになりました。

複数人でアナログゲームをするようになり、対面でもやりたいよねという話が出てきて、実際にみんなで会うことになったようです。

わざわざ集まって遊ぶとなると、半日か1日一緒にいることになります。

ひそかに心配していたのですが、ちゃんと楽しんで帰ってきました。

さすがに気をつかう部分もあり、疲れた様子でしたが、楽しい時間を過ごせたそうで、その後も時々出かけるようになりました。

不登校の解決は「学校に戻すこと」だけではない

小学生で学校が苦手になってきた頃、学校の先生は「一時的に学校を休んでいる」「元の学校に戻れることを目指している」と、クラスの子に説明しました。

私がこれがとても嫌だった。

学校に通うことが正しくて、それ以外の道は何かが劣っていると暗に言われているように感じました。

そんなふうに、自分がこれまで見てきたものだけが正しいと思っている大人が子供たちを指導している。
そういう場に本当に自分の子供を行かせないといけないのか。

なんで学校に通わないといけないのか、親である私のほうがわからないと感じていました。

  • 安心できる場所があること
  • 自分らしく話せる相手がいること
  • 少しずつ外とつながれること

そういう経験ができるなら、場所は学校じゃなくても良い。

苦しみがまったくない状態にして子供を守ろうとは思いませんが、合わない場所、苦しい場所に、どうしても行かないといけないのかというと、私にはなんとも言えません。

本人のペースで、成長するタイミングがある

高校や大学など、環境が変わるタイミングは、緊張もするし、負担がかかると思います。

でも、そこでもし少しだけがんばることができると、「がんばれた自分」という小さい自信が生まれるのではないかと思います。

通信制高校が合う子もいれば、フリースクールや自宅学習が合う子もいる。

子ども自身が、「ここなら少しがんばれるかも」と思える環境に出会えたことに感謝しながら、見守る。

親にできることは少ないなぁと改めて思います。

もし今、不登校や進路のことで悩んでいる方がいたら、「学校に戻す」ことを選ばなかった、我が家のような例もあるということを知っていただければと思います。

子どもだけじゃなく大人も、日々少しずつ前進して、より良い人生を創っていけると良いですね。

最後までお読みいただきありがとうございます。
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