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簡単な覚え方を紹介!小学6年生の算数|量の単位の仕組み

子供がしょんぼりしているので理由をたずねると、テストをやったけどあんまり解けなかった、と。話を聞いてみると、小学6年生の算数でやる「量の単位」が理解できなくてつらいようでした。

実際の問題も見せてもらいましたが、なるほど、確かによくわからない…。笑

dLとかaとかって日常生活で使わないから大人でもよくわからない人もいると思います。(私です!)

単純に単位同士を変換するのは理解できても、違う単位に変換しないといけない場合にはなかなかわかりづらい部分があるようです。

そこで、今回は、私が我が子に説明するために使った図を活用して、量の単位の仕組みと覚え方をまとめたいと思います。


まずは決まったルールを理解する!mとkがつくとどうなるか

小学6年生の算数で習う「量の単位」の中で、基本の単位に対して「m」と「k」がくっついても単位として成立するものがいくつかあります。

  • m(メートル)
  • g(グラム)
  • L(リットル)

これら3つの単位には、「m」がついても「k」がついても単位として成立しますよね。このルールは下記のような感じになっています。

量の単位の仕組みを理解する図1

基本の単位を例えば「m(メートル)」だとすると、「m」をくっつけると「mm(ミリメートル)」ですし、「k」をくっつけると「km(キロメートル)」です。

「m(メートル)」を基準として考えると、「mm(ミリメートル)」は1/1000の長さです。また、「m(メートル)」を基準として考えた場合の「km(キロメートル)」は1000倍の長さです。

mとkがつく場合のルールを実際の単位で考える

このルールを実際の単位に適用すると下記のようになります。

「m」がつく場合と「k」がつく場合は、数量が1000ずつ変化するということになります。まずはこのルールを理解することで、例えば「1kgは何gですか?」のような問題に答えることができるようになります。

1kgというのは1gの1000倍ですから、1000gと1kgは同じ重さです。1mgは1gの1/1000ですから、1000mgと1gは同じ重さ。

この部分を理解しておかないと、この先で何がなんだかわからなくなってしまいますので、ここはしっかりと理解してもらいましょう。

「m」と「k」がつくルールは一緒ですが、1mという長さの単位だけは、よく使う単位である「cm」が関わってくるので、ここではいったん「cm」は保留して、「g」と「L」で理解してもらうと混乱しづらいのではないかと思います。

1000ずつ変化する単位を実際に計算する場合の考え方

1000倍になる、1/1000になる、というルールがわかったら、実際の計算はそう難しくはないかと思いますが、計算の考え方も図にしておきます。

「g(グラム)」で例えた場合、一番小さい単位は「mg(ミリグラム)」であり、次が「g(グラム)」で、一番大きい単位が「kg(キログラム)」です。

この、単位を一段階大きくする場合には1/1000をかけると答えが出ますし、単位を一段階小さくする場合には1000をかけると答えが出ます。

以下のような空欄がある問題を解けるようにしておくと良いと思います。

  1. 1Lは(      )mLです。
  2. 1kLは(      )Lです。
  3. 1kLは(      )mLです。
  4. 1gは(      )mgです。
  5. 1kgは(      )gです。
  6. 1kgは(      )mgです。

1000ずつ変化するルールに当てはまらない単位

もしかしたら学校によって少し違うかもしれませんが、我が子の小学校の6年生で習う単位一覧にあったもので、上の項目に当てはまらないものは以下のような感じです。

  • cm(センチメートル)
  • dL(デシリットル)
  • a(アール)
  • ha(ヘクタール)

「cm(センチメートル)」についてはお子さんたちはみんなわかるかと思いますが、「m(メートル)」の単位の仲間として図にしておきます。

こんな感じになります。「mm(ミリメートル)」と「m(メートル)」の中間に「cm(センチメートル)」が位置することになるのですが、mmのほうに近い単位です。

次に「dL(デシリットル)」と「L(リットル)」の関係も図にしておきます。

100mlが1dLで、10dLが1Lです。

「a(アール)」「ha(ヘクタール)」については面積になるのでまた別の記事としてまとめたいと思います。

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