学習指導要領が新しくなるにあたって、2020年からは英語が小学校の教科になります。
実際に我が子の学校の先生にお話を伺ったところ、学校によっては2018年の春から前準備として「教科」としての扱いに近いかたちでの授業が展開されるそう。
「外国語活動」という英語に親しむ時間は前からあったけど、それだけじゃなく、教科になれば通知表の評価の対象にもなります。
英語が教科として組み込まれる背景には、今までは「受験に必要だから」というような理由で仕方なく勉強する子が大半だったのに対し、これからの時代では「生きていくのに必要なもの」になるということだと思います。
今回は、英語学習を始めるときの導入の仕方や、おすすめの英和和英辞典をおご紹介します。
がんばりすぎずに英語に親しんでみる
小学生の子供の生活の中に、ムリなく英語を取り入れてあげたい。でも何からやったらいいのか…。迷いますよね。
まずは「英語に親しむ」機会を増やしてあげることから初めてみてはいかがでしょうか?
日常生活の中で「これは英語でなんて言うのかな?」という問いかけの機会を増やし、英単語と触れ合う生活にしていくのはどうでしょう。
英語に興味がない場合はローマ字から始めてみるというのも良いかもしれません。「あなたの名前はローマ字ではこう書くよ。」と書いて見せてあげると効果的です。
また、親が日常的にパソコンを使うような場合はお子さんもパソコンに興味を持っていることがあります。ローマ字のタイピングゲームなどからアルファベットに慣れてみるというのもアリかもしれません。
ちなみに我が家の子供たちはゲーム代わりにタイピングの練習をしていて、2番目(3年生)は結構速いです。笑
小学生で自分で辞書を引ける年齢のお子さんであれば、小学生向けの英和和英辞典をひとつ購入しておくのも良いと思います。英和しかいらないという口コミも見かけますが、うちの子たちの場合は、興味を持つのは和英のほうでした。
「この言葉は英語でなんていうんだろう?」と1番目は和英辞典でひとりで調べていたりします。
小学生におすすめの英和和英辞典5冊
小学生から使える英和和英辞典を調べてみると、結構面白いものがありますので以下の項目でいくつかご紹介しますね。
表紙や内容の工夫も重要ですが、実際手にとった感じも好みがあるので、興味のあるものが見つかったら、できれば実際に書店で見てみるのが良いと思います。
1. スター・ウォーズ英和和英
私の周りでも、男子でこれに食いつくお友達が何人かいます。笑
スターウォーズ好きな子なら絶対喜びますよね。まさにそういう子が英語に親しめる一冊だと思います。^ ^
2. くまモンこれ英語でなんていうと英和・和英じてん
ゆるキャラ好きならこちらもかわいいです。中にくまもんのイラストがいろいろあって子供でも飽きない工夫がしてあるそう。
3. ジュニア・アンカー英和辞典-エッセンシャル版
中学生向けの英和和英辞典だとジュニアアンカーが人気だそうで、こちらはさらに重要な単語だけに絞った版。小学校4年生くらいから上の子であれば読み仮名等も問題なく、使いやすいと評判でした。
これは和英はついていません。小学生のうちは和英はいらないというご意見も多いので、その場合はこちらを選択肢に入れていただければと思います。
4. ジュニア・アンカー英和和英辞典
上のエッセンシャル版のおおもとになっている英和和英辞典です。引きやすさと見やすさが人気の秘密のようです。小学生でも高学年なら暗記の読み仮名等もなんとかなるようですので、長く使えるものを選ぶならこちらが良いかと思います。
5. プログレッシブ中学英和・和英辞典
これは女子が好きな感じだよね〜と思って、ついご紹介。中学生用ですあ小学生でも高学年なら問題なく使えます。小学生女子が好きそうな感じだけど、中学生には子供っぽいデザインなんじゃないかなぁ。
そして見た目だけでなく、中身についても好評。2色刷りで見やすく、イラストによる説明もあり、例文もわかりやすいとのこと。
実物を手にとってどんなものか確認できるのが一番だと思いますが、品揃えの良い本屋さんがご近所にない場合は、ネットの口コミに頼ってみるのも良いかと思います。(私はそうしてます!)
お子さんが自然と興味を持てるような英和和英辞典を渡してあげると、さらに英語への親しみがわいてくるのではないでしょうか。
引いた後が重要!我が家での英和和英辞典の使い方
国語辞典でも英和和英辞典でも共通する使い方のコツですが、辞書を引いた項目がわかるようにすると、子供がやってきた積み重ねが見えるのでやる気をアップさせることができるそうです。
具体的には、小学生なら、自分が調べた単語に線を引いて、そのページに付箋を貼るのが良いそう。
その付箋が増えていくにしたがって、「自分が勉強した量が見える」ため、達成感につながっていくそうです。
どんどん付箋が増えてくれば、「ああこんなにいっぱい調べたんだねぇ」と親子で話し合って、子供のやる気をさらに応援してあげることもできると思います。
とにかく興味を持ったときがチャンス!英単語に親しむきっかけ
子供によっては、英語そのものよりもアルファベットの見た目に興味を持つことがあります。<我が子です!
お手紙にちょっと英語を書きたい!できれば筆記体で書きたい!だから筆記体教えて〜!と言われたのは3年生くらいの時で、当時はまだ少し難しかったらしいのですが、その後4年生くらいでまた「筆記体覚えたい!」と言われて教えました。
そしてその筆記体を使ってみたい一新で、「引っ越しをするお友達へのお手紙に英語で何か書きたいから」と言って、和英辞典を引いていました。笑
自分で和英辞典を使って「元気」を調べてぶつぶつ言っているので声をかけると、「引っ越してしまう友達に手紙を書くので、『元気でね』って英語ではどう書くか知りたい」とのことでした。
ふつうに日本語で書けば良いことかもしれませんが、これもひとつの「英語に親しむきっかけ」だと思ったので、否定せずに付き合いました。
なるほど。こんなかたちで和英辞典に親しむこともあるんだなぁと感心したエピソードです。^ ^
自然と英和和英辞典を使う流れをつくる!「英語を習う」という選択
急に英語を勉強させようと思っても、正直、家庭ではなかなか具体的なアイデアが出てきませんよね。
習い事として「英語を習う」というのは手軽な解決策だと思います。お子さんと一緒に見学しながら英語の塾などの習い事を検討するのは良いと思います。
他、もっと手軽に自宅で始められることもあります。例えばインターネットの無料で使えるサービスをさがしてみるとか、オンライン通信学習を調べるとか。
せっかくやるなら音声を聞けて耳で英語に親しむことのできるものだと良いと思います。
小学校低学年であれば、ゲーム感覚でできるスマイルゼミの「ワンダードリル」も良いかもしれません。↓
破格の月額500円から!学研ゼミ「スマートドリル」の内容と口コミ今のうちから英語に親しんでおいたほうが良い理由
学研総合教育研究所の調査によると、小学生全体の73%以上がなんらかの習い事をしています。
(出典:学研総合教育研究所
https://www.gakken.co.jp/kyouikusouken/whitepaper/201303/chapter03/index.html)
そして男女ともに25%以上が英語や英会話を習っています。幼児、低学年、中学年だと子供版英会話のようなものを習うご家庭が多いようですが、高学年になると塾の英語に移行することが多いようです。
つまり、小学生の約4人に1人は英語に関わるような習い事をしているということ。
英語が教科として組み込まれることが決定した現段階で、この流れはさらに加速することが見込まれます。
そんな中、習い事の検討も含め、我が子が遅れをとらないために準備できることがあるなら、してあげたいのが親心だと思います。
英和和英辞典を渡して、いっしょに英語に親しむことから始めるのか。学習塾等の習い事が良いのか。オンライン学習教材の力を借りるか。
選択肢はいろいろですが、親子で楽しみながら英語に親しむ時間を持てたら良いですね。
まとめ
うちの子の周りでも「Aちゃんは公文の英語を習っていてすごく難しいことをやっているらしいよ」とか、「Bちゃんはお父さんのお仕事で外国にいたから英語ができるんだって」などという話はよく耳にします。
保護者の仕事の都合で外国にいたとか、これから転勤で外国に行く。家族旅行で海外へ。など、子供の同級生が英語と親しむ機会をもっていると聞くと、少しだけですが焦ります。
うちの子は英語に親しむ機会がないけど大丈夫かな…。
英和和英辞典を調べ始めたきっかけはそれでした。
一番上の子は公文の英語を習い始めましたが、もしかしたらオンラインの学習教材のほうが良いのかなと、我が家も絶賛検討中です。
私が仕事であまり時間を割いて付き合ってあげることができないので、せめて本人が楽しんで続けられる教材をさがしてあげられたら良いなと思っています。
今我が家にある英和和英辞典はイラスト入りのかわいいものなのですが、小学校高学年には少し簡単すぎるので、上で紹介した人気の辞典を参考にしつつ、口コミと実際の書店でも見て買い足そうと思います。
みなさんも、合う辞典が見つかりますように。