土曜日も授業!?新学習指導要領の移行措置はもう開始しています

新学習指導要領の移行措置で授業数が増える!?

新学習指導要領で英語の授業時間が増えるというお話はこちらの記事で触れたかと思いますが、今回は「新学習指導要領に沿って授業数が増えると土曜日も学校にいくことになるかも!」というお話を耳にしたので、そのあたりについて調べてみました。

現在小学生のお子さんをお持ちの方や、これから小学校に入学するお子さんをお持ちの方に参考にしていただければ幸いです。


毎月数回土曜日に授業するのが当たり前になる!?

我が家が住んでいる地域ではまだ土曜日に授業をすることは少ないのですが、年に数回、学校公開のときだけは土曜日に授業が行われます。

その際には、去年までは月曜日が振り替え休日になることが多かったのですが、年間予定表を確認してみると、今年度は学校公開の振り替え休日がゼロ!

振替休日のときに、普段は混み合っているレジャースポットに出かけたりすることを子供たちは楽しみにしていたので、これは少し残念です。(でもワーキングマザーである私としては、月曜日に仕事を休まなくて済むので少し助かるという面も…。)

今年は夏休みあけの始業式が土曜日に行われる地域もあり、学校のイベントが何かと土曜日に入ることが増えているという話は聞いていました。

これは新学習指導要領への移行措置として授業数が増やされた結果だそうです。

中野区はすでに何年か前から土曜日に授業をしている、という話を聞いて調べてみたところ、私にわかる範囲でも、平成23年にはすでに、毎月第二土曜日には学校公開というかたちで授業が行われていたそうです。

昨年には、都内の別の地域でも毎月1回、土曜日に学校公開が行われるようになっていたそう。

そこからさらに学習指導要領の改定の内容に沿っていくと、授業数が減るはずはないので、今後さらに授業数は増える方向なのだと思います。

そもそも学習指導要領って何?

学習指導要領は、学校教育法に基づいて、小学校/中学校/高校別で作成されている、学校の教育課程の基準として定められているものだそうです。

文部科学省から出されている教育方針の指針のようなものと考えれば良いでしょうかね。

約10年ごとに改定され、その時代に合わせて定められた教育方針が示され、学校はその指針に沿って授業内容や授業数を見直してきたようです。

新学習指導要領への移行措置、移行期間として定められたのは、小学校の場合は平成30年(2018年)の4月からの2年間だそうで、この間に、新しい指導要領に沿えるように授業内容や授業数を調整するそうです。

新学習指導要領では、「何ができるようになるか」を明確化し、「何のために学ぶのか」を子供たちと一緒に考えながら教育を進めるというのが中心的な考え方のようです。

子供たちを育成する際の具体的な柱は以下の3つ。

  1. 知識及び技能
  2. 思考力、判断力、表現力等
  3. 学びに向かう力、人間性等

そして、今回の新学習指導要領では、英語教育に力を入れるという方針が大きいようで、英語で「何ができるようになるか」という成果目標を具体的に定めているところが、今回の改定の大きな特徴だそうです。

新学習指導要領に沿った英語教育って?

英語で「何ができること」を目指すか。それを簡単に表現すると、「英語を用いた総合的なコミュニケーションを可能にする」ということになります。

今までの小学校での外国語活動でも、英語に親しむということは実施されてきています。今後はそれをさらに進めて、英語に親しみつつ、5〜6年生での英語が年間70単位時間の教科となることで、小学校のうちから英語の基礎をしっかりと身につけさせることになるのだと思います。

この英語教育への力の入れ方というのは、今の子供たちが成長し社会人となったときに、日本だけにとどまらずに活動できるようにという考えもあるでしょうが、それだけではないようです。

少子高齢化が進む日本で、外国の人たちの労働力に頼ることも増えていくことが予想されます。英語への拒否反応を減らしていくことは、日本が国全体として取り組んでいく課題と考えられています。

小学校3〜4年生の外国語活動で、英語の音やリズムに親しみ、コミュニケーションの基本を身につける。

その後、5〜6年生で、正式な教科として教科書を使いながら「読む」「聞く」「話す」「書く」などの段階的な教育を行っていくことになります。

そして中学生になると、小学校での教育を元に、現行1,200語程度学ぶことになっている英単語数を1,600〜1,800語程度まで増やし、より深く英語学習を進めていくことになります。

まとめ

英語に力を入れる教育というのは、間違いなくこれからの社会には必要なことなのだと思います。

今の私の心配ごとは、そんな現代の教育の流れに、我が子たちがちゃんとついていけるのかということです。

制度がすっかり変化して、ある程度完成した後に教育を受ける世代ならともかく、我が家の三人の小学生たちは、この変化の渦中にいます。

小学校の英語の授業数が増える前に小学校教育を終えて、中学校の英語の授業数が増えたタイミングで中学に入学することになれば、移行措置があったとしても少し厳しいのではないか…。

というのは余計な心配なのかもしれませんが、できるだけ苦しい思いを経験させずにサポートしていけたらいいなというのが親としての希望です。

ゆっくりでも少しずつでも、できる学習を進めていって、苦手意識を持たずに英語学習やそれ以外の学習をしていって欲しいと思います。

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