子供が嘘をつくのは愛情不足!?小学生の嘘への対処法

小学生の嘘への対処法

我が子との会話の中で、「あれ!?」と嘘に気づいてしまう瞬間があります。

その嘘がちょっとしたことであっても、その後繰り返し嘘をつくようになってしまったら…などと考えて、どう対処するのが良いのか悩む方も多いのではないでしょうか。

我が家はスタディサプリのお世話になっているのですが、ある日子供が「昨日はふたつやった」と言っていたのに、メールで届いた学習時間は39分。単元にもよりますが、39分ではひとつも終わらないような…。

結局子供が言ったことは「本当ではなかった」とわかったのですが、この状況に対してどんな対応をすれば良いのか悩んでしまいました。

どうするべきか悩んで、人の意見を聞いたり、子育て本を読んだり、調べたり…。とりあえず現時点ではこうするのが一番良いみたい!と思えた内容を記録しておきます。


大ショック!子供に嘘をつかれた時の対処

我が子の様子がなんとなく変。どうも何かかくしているみたい。など、親が異変を感じると普段と違う対応をしてしまうことがあります。

何かにびっくりしてつい保護者が大きな声を出してしまったり、大げさな反応をしてしまったりすると、子供は「怒られるかも!?」と思って、自分を守りたい気持ちから嘘をついてしまうのかもしれません。

そんな時、私たちは「嘘をつかないでいてほしい」という願いから、嘘をついたことをきつく叱ったり、嘘の悪さを解いたりしてしまうこともあると思います。

その対応の仕方に正解はないと思いますが、おそらく一番大切なことは、親が自分の思いを子供に伝えることなのではないかと思います。

嘘をつかないで欲しい。

そう思うのは、いつでも子供の言うことを信じていたいという願いだと思います。人間同士として信頼しあう関係でいたい。人から信用される子であって欲しい。

「あなたの行動(あるいは言動)は嘘をついているように見えるし、嘘をついていると思われても仕方ないところがある。お母さんはいつでもあなたの言うことを信じていたいから、もし本当でないことを言ってしまったなら、正直に話してほしい。」

よくよく考えて、私はそんな対応をしました。これが正解であるかどうかはわかりませんが、ガミガミと叱らずに終わらせたことはあながち悪いことではなかったようです。

叱りすぎずにおおらかに対処したほうが良い理由

いろいろ調べてみた中にある参考意見ですので、もちろんこの対処が必ずしも正解とは限りませんし、一つ一つの対応はそのときの嘘の大きさや、状況で変わるものだと思います。

ですが、子供の嘘を叱りすぎないことも大切なようです。

それは、大人から見れば明らかに嘘でも、本人にとっては嘘という認識がない場合があるからです。

ただその場しのぎをしたいだけ、怒られたくないだけ、真実を少し曲げて話しただけ。嘘をついたという認識がない場合、それをきつく叱ってしまうことで、親との信頼関係にヒビが入る可能性もあります。

ただ、私の経験でいうと、親が叱らないことで日常的に小さな嘘を言うことがふつうになってしまうというパターンも見たことがあるので、親がしっかりと子供の様子を見ていることは必要だと思います。

また、親と子の関係だけでなく、お友達など他者が関わる場合には、きちんと叱っておくことが必要な場合もあると思います。それは、子供がお友達からの信用をなくしてしまうおそれがあるからです。

基本的な考え方として、私がこころにとめておきたいと思っているのは、嘘をついた我が子がどんな思いからその行動をしたのかを考える、ということです。

子供が嘘をつく時、当たり前ですがそれには理由があります。

嘘を言う理由って?その時子供が必要としていたもの

「怒られたくない」のが理由で嘘を言う。それは子供ならあってもおかしくないことだと思います。

その子供なりの理由ももちろん大切なのですが、私が考えるようにしたいと思ったのはそこではなく、「嘘を言ったときに子供が必要としていたものは何か」ということです。

「誰かからやさしくされたい」
「信頼して欲しい」
「一人前だと思って欲しい」

などという思いから嘘を言ってしまうこともあると思います。

例えば、もし我が子が「一人前だと思って欲しいのに、本当のことを言ったら認めてもらえないかもしれないから嘘を言ってしまった」としたら、嘘を言ったことに対してただ頭ごなしに叱ることだけが正解ではないのではないでしょうか。

信じることから始めてみるという対処

子供の言ったことがそのまますべて本当ではないとしても、まず子供の心の芯にある純真な部分を信じてあげることはできると思います。

目の前の事実だけを見れば、どうしても腹が立ったり、叱らずにはいられないこともあると思います。

それでも、我が子が必要としていることに目を向けて、なぜ本当のことを言えなかったのか。どうしたら本当のことを話してくれるようになるのか。

嘘をつかずに正直にいても良い状況が常にあるのだとしたら、子供は嘘をつく必要がないのではないでしょうか。

間違ったとしてもただ怒られるのではなく、気持ちや考えをしっかりと聞いて受け入れてもらえるという土台があったとしたら、嘘をつくことはなかったのかもしれません。

親子であっても別の人間です。すべての感情を共有することはできません。普段から会話を重ね、気持ちや考え方を共有していくことで、親と子の信頼関係を深めることは可能だと思います。

まとめ

我が家で起きた過去のお話をすると、子供が幼稚園のときに、こちらの目を見て嘘をついたことがあります。果たしてこれは嘘をついていると指摘しても良いものか迷うほど、目を見て話すのです。

それでもやはり、普段の様子とは何かが違う。

その時その「普段との違い」に気づけたため、私は、その出来事について嘘を追求することはしませんでしたが、嘘をつくことがどれだけいけないことなのかという話を時間をかけて伝えました。

失敗だったかなと思うのは、そのときに嘘をつくと罰を受けるというような脅しの要素が入ってしまったことでした。

ですが、その日の夜になって、子供がしょんぼりして私の元にやってきました。

「ひるまいったこと、まちがってたかもしれない…」

子供はそう言いました。嘘をつきたくてついたわけではないのです。本当のことを言ったら叱られるかもしれないという恐れから、本当のこととは違うことを伝えてしまったのだという訴えでした。

それはある意味、嘘を言わなくてはいけない状況を、親である私がつくっていたと言えるのではないでしょうか。

その経験があったので、小学生になってからの嘘については、その出来事時代にフォーカスするのではなく、「お母さんはあなたを信じたいし、あなたには人から信頼される人間であってほしい」という話をしました。

この対応が正解だったのかどうかはわかりません。でも、ただ叱るのではなく、ひとりの人間として、親としての思いを伝える機会になったのはプラスだったと思います。

口で言わなくてもわかっているだろう。こんなことは当たり前だろう。そう思っていても、人間同士の間では、実は全然伝わっていなかった、ということが大人同士でもあると思います。

それが、相手が子供の場合であれば尚更起こりうることだと思います。

子供たちがのびのびと育ち、社会の中でより良いコミュニケーションをとっていけるようサポートしていくのが、親として私がやりたいことです。彼らの間違いを指摘して責めるという行為をしたいわけではないのです。

まだこの先も、子供の嘘に悩む機会は出てくると思います。きっと迷うことがたくさんあると思いますが、できるだけゆっくりと対話し、お互いの考えを伝え合うことから始めていけたらと思っています。

最後までお読みいただきありがとうございます。
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