「子供に寄り添う」ってどういうこと? 親ができるサポートと考え方

学校大嫌いで大変だった2番目さんも、やっと少しずつひとりで行動できるようになってきました。

それでもまだストレスに感じていることもあるでしょうし、我が家の場合は1番目さんもまだ難しい時期で、3番目さんも反抗期になってきてます。

子供に寄り添うということ、子供のサポート、について改めて考えてみたいと思います。

子供に寄り添うってどういうこと?

「子供に寄り添う」とは、単に話を聞くだけでなく、子供が感じている感情や悩みを理解し、その感情に共感しようとする姿勢を持つことだと思います。また、時には子供自身が気づいていない何かを一緒にさがすことも必要だと思っています。

親が一方的に「こうしなさい」と指示することにはあまり大きな意味はなさそうに思います。他人のためにひとが変わることはなく、変わることができるのは、自分から「変わりたい」と本気で思ったときだけです。

親としてできることは、子供が抱える問題や気持ちを尊重し、その上で適切なサポートを提供することなんでしょうね。その「適切なサポート」が一番難しいところですが…。

寄り添うという行為は、子供に「自分の気持ちを理解してくれている」「一緒に問題を解決しようとしている」と感じてもらうことにつながります。この積み重ねで親が子供に信頼されることによって、子供の中での「できないことにも挑戦できる勇気」が少しずつ育っていくのかなと思っています。


親ができるサポート 5つのコツ

子供が学校に行きたくない、友達関係に悩んでいる、勉強が嫌いなど、さまざまな理由でストレスを抱えることがあります。親ができるサポートのコツとして浮かんだものを5つ記載してみます。

無理に解決しようとせず、まずは共感する

最初に重要なのは、解決策を押し付ける前に子供の気持ちを理解しようとすることです。「そう感じるんだね」「それは辛かったね」と言葉にして共感を示すことからやってみるのが良いのではないでしょうか。

みんながみんな解決策を求めているわけではなく、ときには、ただ話を聞いてほしかったり、ただ共感してほしいこともあります。子供の課題を直接親の課題だと考えてしまうと、解決策ばかりをさがしてしまうこともありますが、まずは子供の気持ちだけに集中することから始めてみても良いかと思います。

安心できる場を提供する

たぶん1の対応からつながるところがあるのだと思いますが、子供が悩みを話せる環境を作ることはとても大切です。家庭が「安心して話せる場所」と感じてもらうことで、子供は本音を話しやすくなります。

日常の会話を通じて、リラックスした状態で話ができるようにしてあげたいですね。親が心配しすぎてしまうことで、「こんなに悲しませてしまうなら話さないほうが良い」とか「心配されるから言わないようにしよう」と思われてしまう場合もあるので、あまり重くならないようにしてあげると良いかもしれません。

時間をかけて話を聞く

問題が深刻であっても、急かさずに少しずつ話を聞くことが大切です。子供のペースで会話を進め、信頼を深めていくことで、長期的なサポートができる下準備となります。

結論を急いで出すことが重要なのでないし、だいたいのことはすぐには答えが出ません。一般的な考えや、倫理上はすぐに答えが出る場合でも、それは事象に対して評価を下しているだけで、子供の心を軽くすることとは別なのではないでしょうか。

親のほうが焦って答えを出したくなることもありますが、子供の気が向かないなら無理せずに、良いタイミングが来るときを待ってみても良いかと思います。

自己肯定感を高める

学校でのトラブルや悩みは、自己肯定感の低下につながることがあります。子供が自分の価値を見失わないよう、ポジティブなフィードバックを意識的に伝えるようにすると良いと思います。

学校にいくこと、一般的な子供たちと同じにすることだけが価値あることではないはずです。その子にはその子の得意なことがあったり、今はまだ見つかっていないとしても、その子の中で醸成中のものがあるのかもしれません。

良いところ、できたことに目を向けて、「良い」と感じたことは、言葉にして伝えてあげることを続けていくと良いのではないかと思います。

周囲の力を借りることを考える

特に学校のカウンセラーや医師などの専門家の力を借りることも一つの方法です。親だけでは対処できない場合でも、専門家が介入することで解決策が見つかることがあります。

子供からすると、「親だからこそ言いづらい」ということもあるかもしれません。「専門家」ではなくても、友達だったり、友達のお母さんだったり、おじいちゃんおばあちゃんだったり、少し距離感の違うひととのコミュニケーションによって、子供が学んでいけることもあるのだと思います。

子供の性格にもよりますが、できるだけ、いろいろな機会を与えてあげられると、子供の世界を広げていくサポートになるかもしれませんね。

サポートのかたちはさまざま 子供自身が気付けない苦しさ

親として気を付けたいのは、子供自身が自分のストレスや苦しさに気づいていないことがあるという点です。特に、学校での友達関係のトラブルなどは、子供が「自分が悪いからこうなっている」と自己責任と感じてしまうこともあります。

そして、「苦しさ」は他人と比べることができませんし、目で見て比べることもできません。「これくらいたいしたことじゃない」と頭では思っていても、心の中では傷になっていて、それが繰り返されることで、大きな傷になってしまうこともあると思います。

親にできることは少ないかもしれませんが、「いつもと違う行動パターン」「いつもと違う反応」を見逃さないようにすると、変化に気づけることもあるかもしれません。

例えば、急に無口になったり、食欲が減ったり、寝つきが悪くなったりすることがあります。これらは、比較的わかりやすい、子供が内面で感じている不安やストレスのサインです。

子供自身が問題に気づいていない場合でも、親が注意深く見守り、少しずつ話を聞くことで、子供が自分の苦しさに気づく手助けができると思います。

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