絵本の読み聞かせのコツ5つ|効果的な読み方とおすすめの本

絵本の読み聞かせ

絵本の読み聞かせってなんだか気恥ずかしくて初めは苦手でした。でもその効果について話を聞いたり本を読んだりしていくうちに、子供にとって大切なことだと思うようになりました。

小学生になった子供たちも未だに読み聞かせをすると聞いてくれます。あと何年こうして一緒に本を読んだりできるのかなと思うと、尚更、読み聞かせは親にとっても子にとっても大切な時間です。

せっかく読み聞かせするなら、より効果的な読み方のコツを知っておきませんか?^ ^


1. がんばりすぎてオーバーな表現にならないように読む!

絵本の世界を子供に伝えてあげたくて、一生懸命にオーバーな表現で読み聞かせをしているママを時々見かけます。

それはそれで子供は楽しめるでしょうし、決して悪いことではありません。

ただ、子供の想像力を引き出すという効果を期待するなら、大人がそんなにがんばる必要はありません。

もちろん少しの感情表現は必要ですが、基本的にはそんなにオーバーな表現を交えずに、淡々と読み聞かせをしてあげるだけで大丈夫です。子供たちはそこから自分たちで想像力を広げていきます。

むしろ、大人がオーバーな表現をしてしまうと、子供もそれを見るだけで満足してしまって、自らの想像力でカバーしていく必要がなくなってしまい、想像力を育てるという効果が減ってしまう場合もあります。

基本は淡々と、子供が聞き取りやすい少しゆっくりめの速度で読んであげると良いかと思います。

子供ひとりならひざにのせていっしょに絵本をのぞきながら、ふたり以上なら親と向かい合わせで絵本を見せながら、子供たちにしっかり絵が見える距離で、親も子もリラックスして読み聞かせを楽しんでくださいね。^ ^

2. 就寝前など落ち着ける時間に焦らずにゆっくり読む!

絵本を読んであげたいけど時間がない!
忙しい合間をぬって読み聞かせするのもステキですが、ママが忙しい日はムリしないで。

私自身経験があるのですが、焦って読むとどうしても早口になってしまってくつろいだ時間を過ごすことはできません。親のほうがそんな気持ちでいるときに、子供がこころの底からやすらいでいるとは思えません。

焦っていたり、イライラしたり、落ち着かない気持ちで読み聞かせをすることは、読み聞かせが子供に与える良い効果が薄れてしまいます。

せっかく読みきかせをするなら、その間だけは落ち着いてゆっくりとした口調で子供と気持ちを通わせる時間にできると良いのではないでしょうか。

3. 難しいかな?解説したくなっても中断しない!

子供の年齢に合わせていろいろな本を読んでいくと、時々、この表現はわかるかな?と思うような言葉に出会うことがあります。

このとき、子供から「〜〜ってどういういみ?」と質問されたら、時間をかける必要はありませんが、本の内容がわかる程度には説明してあげてください。

時々、子供からは質問されてないけど、これはわからないかも…という表現が出てきます。そんなときは、わざわざ説明のために読み聞かせを止める必要はありません。

絵本の構成はよく考えられているので、難しい表現のときにはなんとなく絵で理解できるような配慮がされています。読みながら、難しい表現について描かれている絵を指差すなどしてあげると、子供は自然と理解します。

絵本の音のリズムをできるだけ中断せずに読んであげてくださいね。

4. 同じ本を何度でも!子供の希望を聞いてあげて

これも私の経験談ですが、小さい子供は何度も同じ本を読んでほしいとせがむことがよくあります。そんなとき、読んでいる大人のほうが飽きてしまうことも。笑

「え?またこの絵本?」と思っても、否定せずに子供の望む本を読んであげてください。

子供にとって読み聞かせの時間は、ママが自分のために時間をつくって、自分の昨日を叶えてくれる大切な時間だったりもします。

時にはストーリーを知っている子供のほうが先にお話を言ってしまうこともあります。でもそれもまた成長です。

「覚えたんだね。すごいね。^ ^」と、子供の成長を発見できるのも、日々読み聞かせの習慣をつくったときの楽しみのひとつかもしれません。

5. ママの気持ちが子供に伝わる!ママもリラックスして

読み聞かせには想像力を引き出す効果や、言葉に親しんで文字に興味をもつことで、ひらがな学習に役立つ効果などもあります。

ですがそれらは、「勉強させるぞ!」と思って読み聞かせしたのでは効果半減。

気負わずに、ママも子供と一緒になって、リラックスして読み聞かせの時間を過ごしてみてください。^ ^

1歳前ならまだストーリーは理解できません。それでもママの声を音のように聞きながら絵を見せてもらうことで脳は活性化されています。

言葉を発する頃になるとだんだんとストーリーのあるものが理解できるようになります。絵だけで内容がわかるようなものから始めて、だんだんと物語を理解するようになります。

月齢や年齢に合った絵本を、ゆったりした気持ちで子供と一緒に楽しんでくださいね。

読み聞かせおすすめ絵本best5!子供たちのお気に入り♪

我が家の子供たちのお気に入り。またはちっちゃいときにお気に入りだった絵本をご紹介。長く活躍した絵本をいくつか紹介します。

ころころころ

ころころころ

まだ言葉がわからない赤ちゃんにはこの本をおすすめします。
内容は「ころころ」言ってるだけで、ある意味読みづらいんだけど(笑)きれいな色が続くので我が家の子供たちは目で追ってました。

この本を気に入ってくれる赤ちゃんだと「もけらもけら」も喜んでくれるかも。

おつきさまこんばんは

おつきさまこんばんは

言葉を理解する前から言葉がわかるようになってからも、我が家ではこの本をよく読んでいました。「おつきさまこんばんは」という言葉がリズム良く出てくるので赤ちゃんにも読みやすいです。

イラストもかわいくて、絵の中で猫のシルエットが出てくると子供が「にゃーにゃ!」と喜んでいて、シルエットだけでも伝わるんだなと感心した記憶があります。

うちのこみませんでした?


うちのこみませんでした?

「うちのこみませんでした?」というフレーズが繰り返されるこの本は、我が家では読み聞かせだけでなく、イラストの中から何かをさがしたりする遊びで活躍しました。開いたページのどこかに必ずいる子ガモをさがしたり、ちょうちょをさがしたりという遊びを子供たちと繰り返しやっていました。^ ^

バムとケロのおかいもの

バムとケロ シリーズ

バムとケロ シリーズ

有名なバムケロシリーズですね。イラストに工夫がいっぱいで、何度も読み返してからやっと「あ!こんなところにこんなキャラクターが!」という発見があったりするくらい、細かいところまで描き込まれていて長く楽しめる絵本でした。

りんごかもしれない


りんごかもしれない

ヨシタケシンスケさんの絵本は子供たちだけじゃなくて私も大好きです。どんどん世界が深まっていくような想像力に感心しながらも、時々プっと吹き出してしまうかわいい本です。私の周りでは幼稚園年長さんあたりから小学校高学年まで幅広く楽しめている絵本です。

まとめ

読み聞かせを聞く子供の頭の中では、大脳辺縁系が刺激を受けているそうです。大脳辺縁系は「感情」に関する働きをしています。このことから絵本の読み聞かせをすることで、子供の感情が育てられていく効果があると考えられます。

また、読み聞かせをしているママの脳を見てみると、ひとりで読書をしているときには活性化しない、前頭前野の部分の活動が活発になると言われています。
前頭前野はコミュニケーションに関わる働きをしています。

本を読んでいるといっても、読み聞かせは、ひとりで読書するのとは違う脳の働きをしているのです。

そして何より、子供と寄り添って過ごす時間は、ママにとっても子供にとっても宝物になるはずです。普段は忙しくても、寝る前の15分だけ、子供とゆっくりと本を読む時間を持つのも良いのではないでしょうか。

今しかない、お子さんとの蜜月を、ゆっくりと楽しめますように。^ ^

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