春から4年生になった我が子に算数の「角の大きさ」について教えていたところ、私が想像していたよりも基本的なことがわかっていないんだなぁと思ったので、子供にとってどのあたりが理解しづらいのか本人に確認してみました。
話していくうちに、3つのポイントを説明して理解させてあげるとわかりやすいようだということがわかりました。
ページの最後に無料ダウンロードできる問題プリントもご用意しましたので、これから「角の大きさ」について学ぶお子さんと保護者の方にお役立ていただけるとうれしいです。
角の大きさを理解するコツ❶180°という概念
算数の「角の大きさ」の授業の最初は、まず分度器の使い方からだと思います。
ですが、教科書にある角度のイラストに分度器を当てるやり方を説明する前に、「角度というものの概念」について説明してあげる必要があるようです。
我が家の場合の説明の仕方はこんな感じ。
これが分度器ひとつにあたります。つまり、円でいうと半円が180°。
それなら円は何度?と質問すると、「360°」という答えが帰ってきました。
円をぐるっとする角度が360°になる、という理解ができました。
角の大きさを理解するコツ❷分度器の合わせ方
角度の学習を理解してもらうための2つめのコツについて説明していきます。
算数の授業ではまだ分度器の使い方は習っていないようだったので、分度器の合わせ方を説明してみましたが、うちの子がおおざっぱなのか、多少ズレていても気にしない…。
普段だと大したことじゃなくても、角度の問題の場合は、少しズレると答えがだいぶ変わってしまうので、分度器のラインにちゃんと直線部分を合わせることを伝えました。
そして、分度器の中央の部分に、直線の端をきちんと合わせること。
例えば「60°の角度を書きなさい」という問題で作図をする際には、まず1本線を引きます。
この線の端のほうに小さい黒丸を書いて目印をつくって、そこに分度器の中央を合わせるように説明しました。
こうすることで、分度器を合わせるときのズレは小さくなったようです。
角の大きさを理解するコツ❸分度器のどこの数字を見るか
分度器って右からの角度も左からの角度も測れるように、例えば50°のところに130°という表記もあります。
これが混乱のもとになってしまうようで、4年生の子供からするとどっちを見れば良いのかわからなくなってしまう模様。
なので、測りたい角度がどこなのか、どこに分度器を合わせるのかなどを、実際の問題を解きながら何度か説明しました。
角度を測りたいところの下の線に分度器を合わせる。このときにその線と合わせてある0(ゼロ)からスタートしているほうの数字を見るんだよと伝えています。
一度説明をしたら意味は理解できているようでしたので、あとは何度か実際に使っていくと知識として消化できていくようです。
まとめ
小学4年生の「角の大きさ」の学習で分度器を使う前に、ここまででご説明したようなことをお子さんに伝えてあげると理解がスムーズになるのではないかと思います。
我が家ではまず問題のプリントを解かせながら説明し、すべて終わってから数時間おいて、また同じ問題を解かせてみて理解できているかを確認してみました。
が、さすがに30分程度やっただけでは忘れてしまうようで、数時間でまたわからなくなっていました。
再度わかるように説明し、明日あたりまた同じ問題を解かせてみようと思います。
同じ問題を繰り返すことは無駄だと思われるかもしれませんが、実際にやらせてみると、子供の場合は一度解けてもわからなくなっていることがあります。
すべて理解できているか不安だなと感じたときには、少し時間をおいて同じ問題を解いてもらってみるのが有効かと思います。
角の大きさ問題プリント無料ダウンロード
実際に我が家で子供に説明するときに使った問題です。
分度器の使い方など確認しながら最初だけ一緒に解いてあげると良いと思います。2ページセットで2ページ目が解答となっています。
ご活用いただけるとうれしいです。
無料ダウンロード|小学4年生:角の大きさ1
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