子供の自己肯定感を高めるコツ|自分を大切にする子に育ってほしい!

子供の自己肯定感を高める工夫

「自己肯定感」、近年、子育てや自己啓発なんかの本で目にする機会が増えた言葉だと思います。

もともと控えめと言われる日本人は、全体的に自己肯定感が低いそうです。

日米中韓で高校生を対象に自己肯定感の高さを調査した際、「自分は価値のある人間だと思う」という問いに「はい」と答えた割合は、他の国が80%以上であるのに対し、日本だけ45%だったそう。

ちょっとびっくりするくらい低いですよね。

小学生くらいの子供ならもう少し無邪気に、高い自己肯定感を持っていてくれるだろうと期待していますが…。

自分自身、自分の人生に価値を見出して、自信を持って自分を幸せにしていける人間になってほしいというのは、親たちみんなが願っていることだと思います。

今回は、子供の自己肯定感を高めるためにできるコツを集めました。
参考にしていただければ幸いです。


自己肯定感が高い子供ってどんな子?

子供の自己肯定感を高める工夫以前に、自己肯定感の高い子供というのはどんな子でしょうか。

ざっくりと表現すると以下のような感じだと思います。

  • 自分に自信を持ち、自分は幸せになるべき存在だと感じている。
  • 自分の良いところを認め、その価値を感じている。
  • 困難と感じることへも立ち向かえる気持ちを持っている。
  • 積極的にひとや社会と関わりを持ち、楽しめる。
  • 周囲の人に対して愛情を持ち、素直にそれを表現できる。

お子さんに当てはまるものはいくつあるでしょうか。

また、ママが思っているだけでなく、お子さん自身に確認してみると、もしかしたら思いもよらぬ答えが返ってくるかもしれません。

共感が鍵!子供の話をしっかり聞く

子供の自己肯定感を高めるために親ができることと聞くと、何かすごくがんばらなくてはいけないのかなと思ってしまうのですが、実はすごく基本的で簡単なことだったりするようです。

子供の気持ちに共感し、話をしっかり聞くことで、子供の気持ちの深い部分に自信をつけ、安定した気持ちで様々なことに取り組めるようになるそうです。

子供の話をしっかり聞くことと、「そうだね。あなたはそう思ったんだね」と受け入れて共感すること。こう書くとすごく簡単なことです。

ですが、日々の家事や育児、ワーキングマザーならお仕事もある中でそれを実践していくことはなかなか難しいときもあります。

私自身、話を聞いてあげたいけど、忙しくて急いでいるときなどは、話の結論を急いでしまったりして、我ながら良くない聞き方だなと反省することもあります。

ゆっくり話を聞きたいけど、今はムリ!となったときには、イライラしたり落ち込んだりするよりも、あたたかいものでも飲んで深呼吸してから、5分だけでも子供との時間を大切にするのが良いかと思います。

あなたのココが素晴らしい!具体的にほめる

自己肯定感は、自分を肯定する気持ちです。日本人はその控えめな性質からか、自分で自分を肯定してあげることが足りないようです。

以前、コミュニケーションのセミナーに参加した際にもこの話が出ました。そこでの話題は子供のことではなくて大人の自己肯定感についてでしたが、大人でも自分を肯定することができずに損をしている人がたくさんいます。

1日に1度で良いので、自分というものに集中して、自分を肯定してあげるようにすると、日々の気分がだいぶ変わるそうです。

子供の場合も同じだと思います。ただ、子供の場合は自分自身だけでどうにかさせるのではなく、ママが子供たちの話を聞いて、具体的に「良いところ」を言葉にしてあげると良いと思います。

「今日の体育がんばったんだね。いつも一生懸命やれるのがあなたの良いところだね。」

「家庭科クラブ楽しかったの? 丁寧に作業するのがすごく上手だもんね。」

お話の内容はなんでも良いと思います。子供に、あなたにはこんな良いところがあるんだよ、ということが伝わることが大切だと思います。

自分はこんなことが得意なんだ。
自分はこれが上手にできるんだ。
こんなことができちゃう自分ってすごい!

ほめすぎて調子にのってしまったら困る!というママもいますが、少しくらい調子にのってしまうことがあったとしても、自分を肯定して、自信をもってつき進めることのほうがステキなんじゃないかなと思います。

ポジティブ表現で!愛情を伝える言葉かけ

これは私がよくやる失敗なのですが、気を抜くとつい表現や考え方がネガティブになってしまいます。

「〜〜だったら良かったのに…」
「今日は〜〜ができなかった」

1日を過ごせばプラスのこともマイナスのこともあって当たり前なのに、マイナスのことばかり目について落ち込んでしまうことがあります。

本当は、今日できなかったことに目を向けているひまがあったら、明日やりたいことや、今日できたことについて考えたほうがずっと幸せな気持ちになれるのに。

つい自分に厳しくしてしまったり、ダメ出ししてしまったりする人は特に、子供に対しても評価が厳しくなりがちです。

意識的にプラスの表現、ポジティブな表現で子供と話をすることを心がけると、子供の考え方もポジティブになっていくそうです。

また、子供に対して愛情を伝えることも大切です。

ちゃんと伝えてる。と思っていても、意外と伝わっていないことがあります。

先日、1番上の子が出かける用事があったのですが、事前に荷物をバッグに入れてバッグの大きさが大丈夫か確認してと何度か声かけしていました。

が、それをしなかったために、出かける前の晩になって荷物が入らないことに気づき、急遽予定とは違う少し重いバッグで出かけることになりました。

このときに私はつい「何度も言ったのにやらないんだから」と小言を言ってしまいました。

でも本当に伝えたいことは、「あなたのことが大切で、出かけることを楽しんでほしいから、重いバッグではなくて持ちやすい荷物で気持ち良く送り出したかった」ということでした。

あとから、思っていることにはブレがないのに、表現にはなんて違いがあるんだろうと反省しました。

いつだって根底には愛情があるのに、少し間違うと、愛情であることがとてもわかりづらい小言となって表現してしまったりするのだと思います。

事前に確認しなかったこと。結果として重い荷物になってしまったこと。そういうマイナスの部分に目を向けるのではなく、少し重いけどちゃんと荷物が入って良かったことや、自分でがんばって問題を解決して立派だった、ということに目を向ければ良かったのだと思います。

親子で自己肯定感を高める寝る前の一工夫

寝る前の気持ちの持ち方で、眠りの質が大きく変わるそうです。

今日の出来事をきちんと気持ちの中で完了し、明日へと前向きな気持ちで取り組めるように、夜眠る前に親も子供も気持ちの切り替えができると良いですよね。

眠る前の少しの時間だけ、親子でゆっくりお話してみてはいかがでしょうか。

今日がんばったこと。
今日うまくいったこと。
良かったこと。
うれしかったこと。

なんでも良いからプラスのことについて話してみると、気持ちが前向きになると思います。

子供の話を聞くばかりでなく、お母さんも、自分ががんばったことについてお子さんに伝えてみると良いと思います。

このときに、もし気になることがあれば、子供の口から「実はちょっと心配なことがあって…」などとお話が出てくることもあると思います。

そういうときはその問題についての気持ちを受け取ってあげて、共感し、解決策について話し合ってみるのも良いのではないかと思います。

少しでも気持ちを軽くしてから眠りにつくようにすることが、睡眠の質をアップして、次の日をがんばって生きていくための活力づくりになるのだと思います。

まとめ

失敗しちゃう自分。勉強ができない自分。新しいことをなかなか覚えられない自分。友達の中でうまくふるまえない自分。

人間は毎日たくさんの「自分」を生きながら、それを経験としてたくわえて、成長していくのだと思います。

プラスのこととマイナスのことが同じように起きていたとしても、人間はマイナスのことを大きく受け取ってしまうそうです。

マイナスのことやネガティブなことがたくさんあるなら、それらを一緒に消化するためにとなりにいてあげることはできると思います。

プラスのことやポジティブなことがたくさんなるなら、それらをより伸ばして、さらにのびのびと生きていけるようにお手伝いすることもできると思います。

少しでも子供の自己肯定感を高めることにつなげて、親子の絆もしっかりと持って、子供と一緒に親も成長していけると良いですね。

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