小学校の英語教育が変わる!? 新学習指導要領の内容を確認しよう

先日びっくりすることを聞きました。
一部の学校では、2018年の夏休み明けの始業式を土曜日に行うとのこと。

今までは、学校参観や学校公開を土曜日に行う場合くらいで、授業というかたちで登校することはありませんでした。

2020年から始まる新学習指導要領の移行措置として、小学校の授業にも変化がありそうです。

英語の授業に焦点を当てて調べてみたことをまとめましたので、参考にしていただければと思います。

なんと35時間UP!2018年から小学校の英語の授業時間が増える

学習指導要領が新しくなって英語の授業が変わるらしいという話、小学生の保護者なら耳にしていると思います。

受験英語が優先される日本の英語教育がダメという話はいろんなところでされていますが、少しずつ改善されつつあるのかもしれません。

今までも「外国語活動」の時間にALTの先生を交えて英語に親しむ時間があったかと思いますが、学習指導要領の改訂で、2020年の新学習指導要領から、小学校5・6年生の教科に、正式に「英語」が加わります

英語が正式に「教科」になるまであと2年あるじゃないかーと油断している場合じゃありません。

新学習指導要領への移行措置として、2018年の段階で、3年生以上の小学生の外国語活動の授業数が年間35時間ほど増えることになったそう。


時間が足りない! 小学生たちは今より忙しくなる

具体的な施策については学校の判断による部分があると思いますが、今までよりも小学生が忙しくなるのは間違いなさそうです。

我が子を見ていても、たまに7時間目までの日もあり、今よりも35時間も授業数を増やすというのが現実的とは思えません。

いったいどのように授業数を増やすのでしょうか。

と、思っていたらすでに対応措置が考えられていました。そりゃそうですよね。

10〜15分の短時間学習を授業時間としてみなすことができたり、長期休暇中に授業の時間を設定しても良いことになったりするそうです。

ということは、夏休みや冬休みの間に登校して勉強する日ができる可能性もありますね…。

「外国語活動」が「英語」という教科になる

すでに英語は「外国語活動」として小学校の授業に組み込まれており、小学生たちの「英語に親しみを持つ気持ち」は育成された状態。

この流れにのって新学習指導要領で正式な教科とし、英語教育を今までよりもより深い学びにつなげるということのようです。

今までは「外国語活動」として英語に親しみむ時間はありましたが、教科書があるわけではなく、成績がつけられることもありませんでした。

これが正式に教科になるということは、教科書が用意され、成績表にも「英語」が加わるということです。

英語教員免許をもっている先生の割合は…

これまで英語は教科ではなかったわけですから、英語教育の指導に長けた先生が少ないのは当たり前です。

2017年の文科省の調査によると、小学校教員で英語教員免許をもっている人はわずか5%とのこと。

文科省でも先生方の不安や負担を減らすために、紙の資料の他に動画や音声の資料も準備しているようです。

そんなドキドキの先生方が、子供たちの英語の評価をつけたりするのはきっとつらいですよね。

でも我が子がそんな先生方に評価をつけられると思うと、保護者のほうもドキドキしちゃいますね…。

英語教育以前にまずすべきこと

英語を教科として学ぶ年齢がどんどん下がってきたわけですが、小さいうちから英語を学ぶことのデメリットもあると思います。

現代の子供たちだけでなく大人もですが、日本語の読解力が下がっているというお話はご存知ですか?

文章をしっかり見て読んでいるのに、その文章の意味を理解することが苦手なひとが増えているそうです。

「AI読み」という、キーワードだけを拾って頭に入れて理解したような気になってしまう読み方をしているひとが増えているそう。

そういえば私も、テキストをななめ読みしてキーワードだけ拾って、読んだ気になっていることが多いかも…。

情報があふれすぎている今の時代ならではの問題なのかもしれません。

英語教育もこれからの社会においてはもちろん重要ですが、それ以前に私たちは日本語をより理解して読み解く力をたくわえることが重要かもしれません。

まとめ

新学習指導要領によって「英語」が正式に小学校の「教科」になるという話に触れて、英語教育について考えようと記事を書き始めたのですが、調べていくといろいろな問題が見えました。

個人的には英語教育に力を入れていくこと自体は素晴らしいと思います。が、それによって教育全体の中で切り捨てられる部分が出てしまうのが不安。

英語の前に日本語をしっかり理解できるよう、日本語の読解力をつけて欲しいと思う反面、やはりこれからの時代は英語も身につけてほしい…親心は複雑です。

今回この記事をまとめていて、改めて「知る」ことの大切さを感じました。

今、教育現場で起きていることを少しでも理解しておくことが、子供への接し方をより良くすることにつながるのかもしれないと思いました。

迷うことも多いですが、いつでも子供たちに寄り添い、子供たちの「育ち」をサポートしていきたいと思います。^ ^

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