小学生がいるおうちの夏休み。夏休み終盤になると、偶然会った保護者同士の会話にも「もうすぐだね。がんばろうね。」という新学期を心待ちにする会話がよく出ます。笑
大人たちがそんな気持ちになるのは、「夏休みだから子供サービスイベントを企画しなくちゃ…」なんていう理由からだけではありません。
夏の重要課題は小学生の子供たちの夏休みの宿題です!
子供たちに宿題をさっさと終わらせてもらえたら、大人たちの心にも余裕が生まれます。夏休みの宿題を早く終わらせるコツをまとめましたので、参考にしていただければと思います。^ ^
未定をなくす!すべての宿題の内容をまず確定させる
一学期の終わりに、小学生の子供たちはそれぞれの宿題の一覧を受け取ってくると思います。その時点で子供まかせにせずに一度しっかりと内容を確認することをおすすめします。
夏休みの宿題の中には、「自由研究」や「自由課題」、「自主学習」などという、内容を子供自らが選ぶような課題があります。これらについて、具体的にどんなことをやるかを早い段階で確定させるのが、宿題をスムーズに進めるためのコツです。
工作が得意な子なら、その学年に合った作業レベルで何をつくるのかを選んでおくと良いですし、学習課題として何かを文章にまとめるようなかたちで仕上げる場合には、模造紙にまとめるのかノートにまとめるのかも決めて、必要な材料は前もって購入しておくと良いと思います。
また、読書感想文や作文などがある場合も、感想文を書くのはどんな本にするかや、夏の予定の中で作文を書きやすそうなイベントは何かなどを事前に子供と相談しておくと、いざ宿題をやる際に進めやすくなります。
読書感想文の場合は、子供が感想を書く際に自分の考えを述べやすい題材の本を選んであげると良いかと思います。共感、同意、反感、なんでも良いのですが、思ったことや気持ちの部分を表現できたほうが感想文としての評価が上がります。
我が家の場合は本の挿絵も重要でして、小学生くらいの子供の場合は、文章だけで本の世界をイメージをしているわけではなく、挿絵の印象を広げて全体をイメージしていることが多いようです。
本人が好きそうな挿絵の本を渡してあげると内容に入りやすいため、感想を書く際にも登場人物の気持ちを想像しやすいかと思います。
夏休みの宿題リストを作成してすべきことをミエル化
上の項目で宿題の具体的な内容を確定したら、子供が夏休みにすべき課題をすべて紙に書き出します。
本来は夏休みの宿題用の予定表をつくってあげられるとさらにわかりやすくなります。ガントチャートのような感じで日付を並べてまとめられていると子供でもわかりやすいです。
そこまではできないというご家庭では、とにかくやるべきことを書き出して宿題リストをつくってあげてください。
リストが完成したら、それぞれの宿題でかかる暫定の時間を書き込みます。例えばドリル1冊なら1日ではさすがにつらいと思いますので、5日間など、だいたの目安で構わないのでその子の学習スピードに合わせて書き込みます。
読書感想文などは、書くだけなら1日でできると思いますが、肝心の読書のほうで2〜3日かかる可能性もあります。この時点ですでに何の本を読むかは決まっていると思いますので、内容をざっと確認してかかる日数を考えると良いと思います。
次に、夏休みの予定を確認して、宿題ができる日数はどれくらいあるのかを確認します。
学校のプールなども入ると思いますし、帰省や旅行などで宿題を思うように進められない日もあると思いますので、そういったことについて親子で話し合いながら、どれくらいの日数でどう進めるか、お子さんの意見を聞いてあげてください。
基本は聞いてあげるだけで大丈夫です。ただし、完全にムリだと思われる計画を立てている場合だけ、「本当にできるのか」を確認してあげてください。
例えば、子供によっては「ドリルは1日で終わらせる!」と張り切る場合もあります。これを「いやムリでしょ」と否定する必要はありません。本人がやると言っていて、本当にできるなら問題ないからです。
親の目線から見て、少し厳しいスケジュールかな?と思う部分は、できるだけ夏休みの前半に入れるように指示してください。1日で終わらせるつもりだったドリルに3日かかったとしても早い時期であればその後に調整ができるからです。
ここまでできてしまえば後は実行すれば良いだけです。^ ^
宿題を遂行するための重要サポート!規則正しい生活を
ここまでに親子で話し合ってきた内容で実際の学習を進めていければ、ムリなく、容量の良い子ならだいぶ早い段階で宿題を終わらせることができると思います。
ただ、ここまでをせっかく決めても、実際の宿題をする作業が滞ってしまうこともあります。それは本人のやる気やモチベーションがダウンする場合もあるからです。
そうなってしまうことを避けるために、夏休みだからといってだらだらした生活をさせずに、朝きちんと起きてもらうことが重要です。
生活のリズムが崩れるとどうしてもすべきことを後回しにしてしまうことがあります。そもそも、朝起きるべきなのに起きられなくなっている時点で、自制がきかなくなっているということですので、あまり良い傾向ではないと思います。
早起きして午前中に宿題を進めてしまえば、午後には心に余裕が生まれますが、午前中にだらだらしてしまうと、午後はもう宿題をやるしかない状態になって、少し追い詰められたような気持ちになることもあります。
「朝はちゃんと起きて、午前中の2時間はとにかく宿題を進める時間」などとルールを決めてやってみるのも良いかと思います。
規則正しい生活をしてもらって、できるだけ気分良く宿題を進めてもらいましょう。
早起きの習慣が続かなくなってきてしまった場合にはこちらの記事も参考にしていただければと思います。
できる小学生の常識!早寝早起きを習慣化する7つのコツマメな対話でやる気をアップ!不明点は早めに解決する
夏休みの期間は長いので、その間に子供の宿題に対するモチベーションが下がってきてしまうこともあります。
そうなったとき、あるいはそれを避けるために、家族の会話の中に宿題のことを織り交ぜていくと良いと思います。
宿題に対してネガティブなイメージのある子は少しイヤな顔をすると思いますが、宿題リストでやるべきことをリスト化してあると、実際にやる宿題は計画的にやればそんなに大変ではないことがわかると思います。
子供がネガティブになっているときには再度そのリストを一緒に確認して、どう進めていけば良いかを話し合いながら、励ましてあげてください。
また、頻繁に宿題の話題を出していると、その日にやっていた宿題のわかりづらかったところや難しいところなどを子供から話してくれることもあります。
そういったときにはできるだけ早めに一緒に確認する時間を持ち、お子さんの不明点をクリアにしてあげてください。
段階的に進めていくような学習の場合、途中でわからないところがあることで、その後の学習にもひっかかりができてしまう場合があります。そういうひっかかりを取り除いてあげると、子供もモチベーションを下げずに宿題に取り組めると思います。
まとめ
我が家の子供たちは、性格によって多少の差はあるものの、夏休みの宿題は比較的早めの段階で終わらせています。
毎年、夏休みに入る前の段階で日付を横一列に並べた表をつくって、そこに、まずは絶対に変更できない予定を書き込んでおいて、今回ご紹介したような手順で宿題を制覇する計画を一緒に立てていきます。
親子の対話としても良いと思いますし、宿題をきっかけに、実はこの子はこの部分の理解が少し不足しているな、などの子供の学習の弱点が発見できることもあります。
まずはお子さんと夏休みの宿題について話し合う時間をつくってみていただけると良いのではないかと思います。
親子ともに、ムリなく夏休みを楽しんで過ごせますように!
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