小学校入学前の準備、もうできてますか?
今までは親が手をひいてあげることができましたが、小学校に入学すると、勉強意外にもひとりでいろんなことをするようになります。
育ったもんだ…。笑
入学してから我が子が困らないようにしてあげたいのが親心ですよね。今回は小学校入学前にできるようにしておくと安心な5つのことについてお伝えします。
1.うちの子にはムリかも…座ってお話を聞いていられる?
小学校入学前の未就学児なら、幼稚園や保育園での先生方のサポートも手厚く、いろいろなケアがあったと思います。
それが小学生になると急に、30人以上の子供たちがいる教室で、対応する大人は担任の先生ひとりという状態になります。入学前と比べたら自分のことは自分でやらないといけません。
そのためにはまず、先生のお話を理解しなくてはなりませんが、それ以前に、ちゃんとお話を聞けるかどうかが問題になります。
座っていることができずに立ち歩いてしまったりするのはもちろん問題ですが、それがどういうことにつながるかというと、先生のお話をちゃんと聞けないために、他の子たちのように「自分のことを自分でやる」ということができなくなります。
また、立ち歩かないまでも、お話を聞くということに慣れていない場合、緊張して、座ってそこにいることはできても話の内容が頭に入らずに後で困るということもあります。
さらに、はじめは校内での生活習慣について覚えることがほとんどですが、勉強が始まればもっと大変です。
入学前の準備として、少しずつでもおうちで静かに座ってお話を聞くということをやってみると良いと思います。
もちろん未就学児にいきなりやれと言ってもできません。練習方法としては、ママが読み聞かせをする際に、「これから読み聞かせをするから聞くひとはちゃんと座ってください。」などと声かけして、それまでの遊びから切り替えるようにしてみるという方法があります。
あるいは一緒に工作をするときに、今までよりも少しだけ丁寧に、「工作をするひとはこの椅子に座ってね。まず説明するから聞いてね。」などと声かけして、説明を聞いてから行動する、という練習をするのも良いかと思います。
普段の生活の中で少しだけ切り替えをきちんとして、勉強しないまでも、座って作業する時間をつくるだけでも違いますのでお試しください。
2.困ったら大人のひとに話しかけられるようにできてると安心
小学校入学前にいろんな準備をしても、始めてのことが続けば必ず困惑するような場面にも遭遇します。そんなときに、自分から大人に助けを求められると子供の負担は大きく減ります。
我が家の話をすると、入学前から人見知りで先生に話しかけるのが苦手だった2番目は、入学当初トイレに行きたいのに先生に言えず、ちょっとだけおもらししたまま帰宅したことがありました。
それくらいたいしたことではないと大人は考えますし、うちの子はそんなにいつまでに気にしたりはしませんでしたが、お子さんによってはその失敗で大きなショックを受ける場合があります。
恐怖症のようになって、余計に緊張が高まってしまう子もいますので、そうならないためにも、「大人に相談する」ということに少しでも慣れておくと良いかと思います。
学校の勉強でも、わからないことを質問することができれば、わからないままで通り過ぎて後になって苦労するということを避けられます。
そのために具体的にどうするかが難しいところですが、子供の緊張はママの緊張からきていることもたくさんありますので、まずママがリラックスすることも重要です。
また、子供はママのことをすごくよく見ているので、ママが仲良くしている大人には心を開きやすいです。先生とお話する機会があれば、ママがリラックスした状態でお話している姿をお子さんに見せてあげることで、先生への緊張が軽減するかもしれません。
3.ひらがなだけはひととおり読めるようにしておこう!
小学校入学前にいろんな勉強をさせたくなるおうちもあると思いますが、そのお話はまた別で書きます。今回はひらがなの学習について少しだけ触れておきたいと思います。
小学校入学前にひらがなが読めたほうが良い理由は、単純に、ひらがなで書かれたことを理解できないと、小学校での生活がうまくできないからです。
小学校に入るとそれまでよりも自分の持ち物が多くなります。しかも他の子と同じデザインの場合も多いですし、学校指定のものであれば教室中に同じものがあふれています。
その中で自分のものを区別するためには書かれている名前を読むしかありません。せっかく自分の名前をおうちのひとが丁寧に書いてくれたとしても、それが読めなくては自分の持ち物が見つからずに困ることになってしまいます。
また、小さい子にとっては次にする行動の予測がつくということが大きな安心であり、気持ちの準備や気持ちに切り替えにとって重要な場合があります。
次は何をやるのかが黒板に書かれていて、それがわかっていれば安心なのに、読めないためにわからず不安になってしまうのではかわいそうです。
おうちでの勉強の仕方としては、いきなり学習帳を使う必要はなく、一緒に本を見ながら読み聞かせをすることから始めると良いかもしれません。
絵と文字がいっしょにあることで子供の理解が深まりますし、ママと一緒に本を読むだけでも子供の心に安心感が生まれますので、一緒に楽しく過ごしてくださいね。
4.お友達はもう書ける!ひらがなは書けたほうがいいの?
ひらがなが読めたほうが良いということをお伝えしましたが、書くほうについてもお伝えしておきます。
結論からいうと、入学前の段階では、書けなくても良いと思います。
これについてはいろんな意見があると思うので、あくまでも私の考えです。入学前にいろいろな勉強を先取りしていたり、ひらがなすべて書けるのもステキなことですが、早くやらせすぎることで弊害がある場合もあります。
実際、女の子などは未就学児でもお手紙を交換したりしてひらがなを書きたいという欲求が高まる時期があると思います。その時期に一生懸命かたちをマネして自分で書いていくというのも良い経験です。
ただ、それをしてしまうと、文字の正しいかたちや書き順がおろそかになる場合があります。
実際に学校の先生から「へたに保育園でひらがなの勉強をしてしまっていると、書き順が間違ったままでインプットされてしまっていてそれを直すのが大変」というお話をうかがったことがあります。
はじめから知らないものを正しく教えるのは比較的簡単だそうですが、間違って記憶してしまっているものを正してから記憶し直させるのはすごく手間がかかるそうです。
入学前からひらがなに興味を持った場合は、ママがつきあってあげて、正しく書けるようにサポートしてあげると良いかもしれません。
またひらがなの練習の際には、ある程度の筆圧があったほうがやりやすいので、可能なら鉛筆の正しい持ち方を教えて、お絵描きなどで慣らしておくと良いでしょう。
5.自分の持ち物をちゃんと使えるようにしておこう!
小学校に入学するときに用意するものはたくさんあります。学校から支給される勉強道具もたくさんあり、子供たちは初めて触るものに囲まれます。
小学校での生活で日常的に使うことになる物や自分の持ち物を、本人がちゃんと使えるようにしておいてあげると安心です。
その中には、子供が初めて目にするものが含まれている場合もあります。何に使うものなのか、どう使うのかをママから子供に説明してあげると安心かと思います。
小学校入学前まではクレヨンでお絵描きすることが多かったのに鉛筆を使うようになり、学校では鉛筆削りを使うこともあります。使い方は先生が教えてくれるでしょうが、事前にお話だけでもしておくと安心です。
それと、ペンケースなども初めて使う場合、最初は開け方のコツがわからなくて苦労することもあるので、それも教えてあげると良いかと思います。
まとめ
小学校入学、子供にとってはもちろん大きなイベントですが、それ以上にドキドキしているのは親のほうではないでしょうか。^ ^
緊張しながらもがんばる我が子が困らないように、小学校入学前に準備できることは早めに始められると良いですね。
今回ご紹介したことは、遅かれ早かれたいていの子はできるようになります。ですが、少し早めに準備することで、子供のこころに余裕をつくってあげることができるのではないかと思います。
大人にとっては当たり前で簡単なことでも、小さな子にとっては大きなチャレンジだったりします。親も子も気負いすぎず入学前準備を楽しめますように!
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