我が家の3人の子供たちのうち、2番目と末っ子は小学校入学前から公文に通っています。公文学習の計算力については周りのママちゃんたちからも質問を受けます。
算数が得意な子(2番目)にとっての公文の算数と、全然得意じゃない子(末っ子)にとっての公文の算数についてお話したいと思います。^ ^
実際に我が家のことどもたちの頭の回転が早くなったかの話
結論からいうと、なったと思います。^ ^
数字が得意な2番目は明らかに数学的な能力が上がっています。ちょっとした買い物の際には商品の値段を計算してもらったりするのですが、間違いもほぼなく計算も早いです。
公文を習うことによって累計で考えるとすごい数の計算をこなしているので、あれだけやったら計算も早くなるよね…というのが私の感想です。
数字に全然強くない末っ子については、公文を習うことで脳の何かが活性化されたのは間違いないと思っています。
明らかに発達の遅れの幅は小さくなっていったし、その時期のぐんぐんのびていく感じは素晴らしかったです。脳の中の何かの回路が出来上がっていくにあたって、他の回路も刺激されていろんなことがわかるようになっていった気がします。
公文の先生からは、「算数ができる2番目ちゃんは、そこだけをのばすことで国語力など他の部分も引き上げていると思います。逆に、全体的に遅れがある末っ子ちゃんは、公文の算数と国語で全体的に底上げをしている状態です。」と言われました。
まさにその通りで、理解が早い子は早い子なり、遅い子は遅い子なりの消化の仕方で、うちの場合はふたりとも良い方向にのびていったと思います。
やってみないとわからない公文式教室の特徴
そもそも公文式のやり方で一番特徴的だと思うのは、「学年を超えて学ぶ」というところです。これは例えば小学校1年生でも、できる子なら中学生の問題を与えられるということです。わかればどんどん先に進むことができるので、先取り学習をしたい場合に効果的です。
また、学年にしばられないので、わからない場合には戻ってやり直すこともできます。始める前にレベルチェックがありますので、最適なところから開始できます。
例えば算数の苦手な子が4年生から公文を始めたとして、その子の苦手がどこにあるのか確認していったら、実は2年生の掛け算でつまずいていたとします。
通常の学習塾だと4年生には4年生の問題を解かせようとしますが、公文の場合なら学年は関係なく、その子のペースでちょうど良いところ=2年生の掛け算から始めることができますし、必要であればもっと手前の段階から復習することも可能です。
それと、毎日やる分の宿題が出されます。初めはなかなか習慣化できなかったのですが、時間を決めたり、何かの前にやる、何かの後にやる、などのルールを決めて、毎日の生活の中に組み込んでいくと良いようです。
我が家の場合は、朝の30分ほどが公文の時間でした。この宿題のレベルについても、先生と相談して少し簡単なものにしてもらったり、量を調節してもらったりして、ムリのないペースで習慣化することを目指しました。
実際のところを知りたい!公文の算数はどんなことをするの?
未就学児の場合、はじめは数の概念から入りますので、イラストの数を数えたり、赤い丸の数を数えたりするところからでした。
その後、数を数えることができるようになってきたら、2つのグループの数を続けて数えることを説明されました。つまり足し算です。足し算の概念を理解してから実際の式で足し算を解くようになり、足し算をしっかり頭に入れてから今度は引き算に進んだ記憶です。
うちの子たちが始めたのは年中からでしたが、2番目は数字に強い子でしたので、初めにレベルチェックがあり、習い始めたときには足し算からで、本人も楽しみながらどんどん進み、年長の段階で掛け算はすべて問題なくできるレベルになっていました。
宿題は教室でやっているものと同レベルのものが、毎日やる想定の量で出されます。教室ではその子に合ったレベルの問題をやりますが、その前に、簡単な問題で数字の概念をしっかり子供に吸収させているようでした。
末っ子も年中から始めましたが、こちらは発達に遅れがあり、それを補う目的で公文を始めました。同じ年中からの開始でも、こちらはまず数の概念を理解させるところからでしたので、進み方はまったく違いました。それでも、その子の学年のペースに合わせるのではなく、その子個人のレベルに合わせて始められるので、ムリなく進められました。
公文式の壁!?図形問題でつまずくってどういうこと?
公文式について詳しいひとから、「公文は計算ばかりなので図形の問題が出てくる頃にあまり役に立たなくなる」と教えてもらったことがあります。これについて実際に公文の先生に聞いてみました。
公文式が図形問題に役に立たないと言われる理由は、公文は計算がベースなので、例えば学校の授業なしで公文だけをやっていったとしたら、図形問題が解けないままになってしまうというのが問題のようです。
公文はそもそも全体の流れで学ぶものだそうで、大学入試までを見据えた学習方法としてつくられているため、小学校の3年生や4年生あたりで壁を感じてやめてしまうと、公文式学習の真骨頂を目にすることはできないそうです。笑 ←私、これを聞いたときに本当に笑ってしまいました。「真骨頂」ってすごい…。
確かに計算だけのときは公文でどんどん進んでいれば学校の授業も余裕だったのに、図形問題が出てきたとたんに、公文の学習だけではわからなくなり、算数の授業に詰まってしまうことがあるようです。
が、そもそも公文だけで算数を済まそうとせずに、学校の授業をきちんと受ける姿勢になっていれば何の問題もないことのように私は思います。
ただ、これについては、初めから「習い事だけで学校の算数の授業をクリアしたい」という考えだった場合には、壁と感じて当たり前だと思いますので、そのあたりの最初の姿勢をどうするかという問題かもしれません。
始めるときに先生と相談してみるのが良いかもしれません。
まとめ
算数が得意な2番目の子と、発達に遅れがあった末っ子に公文をやらせた感想です。
まず年中から始めた2番目は、幼稚園以降もどんどん進み、現在小学校3年生で中学校1年生の問題を解いています。もはや、質問されても私が答えにつまってます。笑
末っ子は、年中の夏くらいから始め、その時点では健常児と比べて半年以上の発達の遅れがありました。
早生まれでしたので、完全にひとつ下の学年の子と同じレベルでした。むしろ、ひとつ下の学年の子のほうがよほどしっかりして見えたほどです。このままのペースでいけば確実に普通学級にはついていけないので、通級になるか、あるいはもっとしっかりしたサポートを受けられる小学校に行くか、という選択肢しかない状態でした。
ですが、毎日の宿題と公文教室での学習を習慣化して続けたことで、着実に数の概念を理解し、ひらがなも読み書きできるようになり、親の私から見ても明らかにぐんぐんのびていくのがわかりました。
入学前に受けた発達検査で、ぎりぎりではありましたが、普通学級でいけるということになり、現在も普通学級でがんばっています。
我が家はたまたま相性が良かったのかもしれませんが、「自学自習」という考えを掲げる公文式学習は、自宅学習の習慣化のきっかけとしてはとても良かったと思います。
今後、子供たちのやりたいことや、のばしてあげたいことが変わる可能性はありますが、自宅学習の選択肢をいろいろ調べて、本人たちのやりたいことにつなげていきたいと思います。
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