小学生のノートの取り方|成績が良い子はまとめ方が上手!

ノートの取り方

小学生のうちは、先生が黒板に書いたことをただノートに写しているだけで大丈夫でしょうか…?

先日、小学6年生の我が子の学校公開を見ていて、授業の内容がだんだん難しくなってきているなと改めて感じました。

うちの子は比較的几帳面なのでノートをきれいに書こうとするのですが、もっと効率よく書けば良いのにと、後ろから見ながらヤキモキしていました。

小学生のうちは、ただ先生が書いた文字をノートに写すだけで良いのかもしれませんが、中学生になってから急にノートの取り方に気をつけようとしても、すぐにできるものではありません。

中学生になれば、自分でわかりやすくする工夫をしながらノートを取って、テスト前にはその自分のノートを確認して復習をすることになります。

ノートが見やすければそれだけ復習もスムーズにできますので、テストの成績や学校の成績に影響が出てくるのは目に見えています。

今回は、小学生のうちからできる、より良いノートの取り方のコツをまとめましたので、参考にしていただければ幸いです。


その日の日付を書くことからスタート!

このあたりは先生からも指導されていることかと思いますので、わざわざ伝えるほどでもないのかもしれないと思っていたのですが、見ていると、こういった細かい部分こそ先生によって差があるようです。

また、日ごとのページの区切りも、ページの余白が1ページ近く残っていても次のページに進んでしまう子もいれば、昨日書いた部分から1行あけて書き始める子もいました。

後から復習でノートを埋めるということであれば1ページ近くあけておくのも良いと思いますが、そうでなくそのまま過ぎてしまうならこれはあけすぎだと思います。

かといって、1行しかあけないと、その日の授業の中の区切りと、日が変わった部分の区切りがあいまいでわかりづらくなります。

日の区切りは2〜3行あける、というルールをお子さんと話して決めておくと見やすくなると思います。

まず1行目の左寄りに日付を記入することからその日の学習がスタートする、というふうに、ノートを書く基本的なフォーマットを決めておくと、後から見やすいノートになります。

自分のノートを後から見返して確認することや、復習することを想定して、後から見たときにわかりやすいノートを目指すことが、ノートの取り方のコツです。

見やすさのコツ!見出しの位置と文頭を揃える

先ほど、ノートを書くときのフォーマットを決めておく、というお話が出ましたが、日付以外にもよく使う見出しなどのフォーマットを決めておくと見やすくなります。

先生にもよりますが、その日の「学習のめあて」をはじめに黒板に書いてくれる先生が多いかと思います。

その場合は、例えば、日付の横に「学習のめあて」を書いて、それを四角で囲む、などというルールを決めておくと良いと思います。

四角で囲むのが面倒でムダに時間がかかってしまうようなら、文頭に「■」をつけるとか「◎」をつけるとか、二重の下線を引くなどでも良いと思います。

見出しは一番左から書き始めることにして、見出しに続く文章は、左側2文字分のインデントをつけて書く、などというルールを決めると、読みやすくなります。

最近の小学校では5mm方眼のノートを使うことが多いので、インデントをつけるのはやりやすいかもしれません。

横書きなら右に余白をつくっておこう

少し長い文章を書いたりする際には、右側をノートの横幅全体の1/4程度あけておくと読みやすくなります。

文章が続く際には、1行が長いと読みづらくなりますので、1行の長さをある程度で切ってあげたほうが見やすくできます。

方眼ノートなどの場合、行間を調整することができず、縦にも横にも同じ密度で文字が並ぶことになるので、1行が長めになっていると文字がびっしり並んだように見えて読みづらいのです。

1/4程度とった余白は何に使うかというと、算数などのちょっとした計算のメモや、授業中に先生が言ったことで黒板には書かれなかったことなどを書いておくと後から役立ちます。

テストに出るような大切な部分で「ここは大事なことだからね」と言われたら、ノートの中の該当箇所の右側1/4の余白部分に「ここが大事!」とメモしておけば、テスト前に見直ししたときに重要な部分がすぐにわかります。

慣れないうちはなんとなくの余白でも良いと思いますが、さらにきれいなノートの取り方にするなら、はじめから縦1/4の部分に定規で線を引いておくのも良いと思います。

ここは先生のお話をメモするスペース、というふうに自分でルールを決めておけば、板書部分とごちゃごちゃにならずに、また、後から見返したときにわかりやすいノートになります。

文字が少し雑でも良い!「きれい」より「わかりやすい」が重要

もともと字が雑な男子などの場合は、この項目はスルーしてください。笑

その子の性格にもよると思いますが、ノートの文字をきれいに書こうとして丁寧すぎてムダに時間がかかってしまっている子がいます。

そういうお子さんの場合には、「きれいに書く」ことを意識しすぎずに、「ちょっとくらい文字が雑でも良い」というルールをつくってあげると良いかもしれません。

習字などの時間であればもちろん文字をきれいに書くことがとても大切なのですが、授業中については、文字をゆっくりきれいに書くことよりも、「先生のお話をしっかりと聞く」ことを優先したほうが良いと思います。

書くことはささっと書いて、先生のお話を聞き逃さないように気をつけて、ちょっとしたポイントは右側の余白にメモを取る。

ノートの文字は、後から見返したときに「なんて書いたんだっけ!?」とならない程度に書かれていれば良いと思います。

間違えた部分は消さないで!ミスの理由を書いておく

これは特に算数の計算など、ちょっとしたメモのような使い方をする場合に大切なことです。

暗算ができずにちょっとだけ筆算などをメモしたときに、計算を間違えたとしても、消さずにそのまま残しておいて、他のところに再度計算をし直すことをおすすめします。

自分が勘違いしていたり間違えていた部分を、あえて消さずに訂正し、メモを添えておくことで、次から同じ間違いを繰り返さずに済みます

消してしまえばすぐに忘れてしまうかもしれませんが、残しておけばなんとなくそれが目に入って、「自分はこんなミスをしたんだな」ということが記憶に残ります。

すると、もし次にまた同じような間違いをしてしまった場合には、「自分はこれが間違えやすいんだな」「ここが弱点だな」などと自分自身の振り返りとして使えます。

概念や考え方の部分で勘違いしていた場合なども、その書き込みを残しておいて見返すことで、「どうして自分はこんなふうに間違えたんだろう」と考えることにつながりますし、同じ間違いを繰り返す可能性は減ります。

間違ったことも含めて大切な勉強ですので、ムダにせずに役立てていってほしいと思います。^ ^

まとめ

小学生のうちからできる、ノートの取り方のコツをまとめました。

ノートを取るというのは、情報をまとめるという作業に近いと思います。これは社会に出てからも必要になる能力なのではないでしょうか。

見やすく、わかりやすく、自分のミスも活かして、後から見たときにも学びになるようなノートの取り方。

それを実践することで、学習時間をコンパクトにすることにもつながると思います。

ただ、子供が自分だけでゼロから身につけるのは難しい場合もあると思いますので、時々声かけしたり、ノートを確認してあげたりして、保護者がサポートしていけると良いのではないでしょうか。

中学生になると反抗期なんかもあって、だんだん親の話を聞いてくれなくなってくるかもしれません。

小学生のうちに、アドバイスできることは伝えて、反抗期の頃には静かに見守れるようにできたらステキだなと思います。<きっと難しいと思いますが。笑

最後までお読みいただきありがとうございます。
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