我が家の3人の小学生たちを見ていると、それぞれに日々結構忙しく過ごしています。
学校は低学年だと終わる時間も早いのでそれなりに時間もありますが、高学年になるとほとんどの日は6時間目まで授業があり、クラブや委員会など通常の授業以外のものも入る日だと7時間になることも。
そんな中、学校の宿題だけだと本人の弱いところをサポートしきれないような気がします。
そうなると考えられる選択肢は自宅での家庭学習か塾か。
どういう基準でどっちを選ぶべきか、悩みますよね。
今回は、我が家の小学生3人を例にとって、それぞれの勉強の仕方や性格から、「家庭学習」と「塾」どっちがよりその子の力を引き出してくれるかということについて考えたいと思います。^ ^
こんな子にはこんな学習方法が向いている!?
参考は我が家の小学生たちですが、結論からまとめておきます。
ひとりでこつこつ作業したり絵を書いたりするのが好きな一番上の子に向いている学習方法は、やはりひとりで集中できる家庭学習かと思っていたのですが、実は塾で小学生たちに囲まれながら「勉強する」雰囲気に囲まれてやることが良い刺激になるようです。 算数という得意分野がはっきりしている2番目は、周りとと競い合える塾通いが合うのだと思っていましたが、自分が興味を持っているかどうかが一番の問題のようで、興味さえあれば塾でも書いて学習でも集中できるようです。 根が真面目で几帳面な末っ子は、学習習慣をつけるのが一番スムーズ。年中さんから続けている公文をやっていますが、本人の性格だけで見るなら、おそらく時間や場所をきちんと決めて家庭学習をさせるほうが向いているかもしれません。以下、どうして上記のような考えに至ったかを説明します!^ ^
インドアでちょっと繊細 やさしい性格の1番目
運動はそんなに得意じゃないけど手先が器用で、ひとりでこつこつものをつくったりするのが得意な小学生です。
勉強が得意なほうではないので、競い合うよりもひとりでやる家庭学習のほうが向いているだろうと思い、ベネッセの小学講座チャレンジをやっていました。
少しだけで良いから朝にやる。というルールを決めたら、特に声かけしなくても自分でこつこつとやっていました。
が、一度その習慣が壊れてしまったら面倒になってしまったようで少し手抜き気味になってきました。そんなある日、本人から意外な一言が。
「塾に行きたい」
え? あなたが? なんで?
勉強が好きでも得意でもないように見えるので、本人の好きなことを伸ばしていければそれでいいじゃないかーと思っていました。学習塾に通わせる予定はありませんでした。
なので本人のその言葉にびっくり。
理由をたずねてみるとこんな答えでした。
小学校高学年になり、周りの子がみんな習い事で忙しく、習い事を1つしかしてないのは自分だけなので自分も何か習いたい、と。小学生にもいろいろあるものですね。
チャレンジも良いんだけど、それはひとりでやるものだから飽きるので、他の子たちがいる場所で勉強してみたいとのことでした。
1番目に向いている勉強の仕方
上の出来事は私にとっては目から鱗でした。
自分から勉強する場所に行きたいなんて言い出すことはないだろうと思っていたので、まず理由はどうあれ自分から塾に通いたいと言い出したことに驚きました。
本人がこの話を言い出す少し前に、スタディサプリをやらせてみようかなと検討していたのですが、とりあえず本人の意志を尊重して塾をさがしてみることになりました。
内気というほどでもないですが、強い主張をすることがなく控えめなほうなので、みんなでガツガツ競い合うよりもコツコツ勉強させるほうが良いかと思っていましたが、私が思っていたよりもお友達の影響を受けやすいようです。
ひとりで何かの作業をするのも好きなタイプですが、勉強については外に出て周りにひとがいる中でやることにも興味があるようで意外でした。
いろいろ話し合った結果、下のふたりと同じ公文の英語をやってみたいという本人の希望を優先して、公文の英語を習い始めました。1番目は今回初めての塾通いなので、親の私のほうが少し不安です。笑
人見知りで内弁慶だけどひそかに芯の強い2番目
1番目に対して、2番目は結構ぐいぐい行くタイプです。笑
ただし、内弁慶で人見知りなので、ひとりで新しい環境に入っていくのは苦手。習い事もあまり向いてないのではないかと心配していました。
就学前から数字に興味があり、やらせてみると理解も早かったので、その得意分野を伸ばしてくれる塾はないかとさがし、結果的に公文を習わせてきました。
家庭学習をしていても集中すると周りを気にせずにひたすら問題を解いたり考えたりできる子なので、公文式の学年を超えて学ぶというやり方がハマり、今では4学年ほど先の学習をしています。
そして、公文でのその経験から、自分に対する自信が生まれたようで、他のことにおいても少し積極的になったように思います。
2番目に向いている勉強の仕方
他の子と競い合うことでやる気が出るのかなと思ったこともあったのですが、公文式の教室での様子を見ているとそういうわけではないことがわかりました。
周りを気にしていないようで、おしゃべりもせずにひたすらひとりで考えたり問題を解いたり、ぼーっとしたりぼーっとしたり。笑
たまにぼーっとして手が止まっているので、これについて先生に聞いてみたところ、他のことをやり始めるわけではないならそのまま待っていてあげて良いとのこと。
ぼんやりしているように見えても、小学生くらいの子は頭の中はすごく働いているのだそうです。私からはそうは見えないけど経験豊富な先生のご意見なので信じることにしました。
そして私が思ったほど周りを気にしていないのかなと思っていたら、同じ学年の小学生よりも、1つか2つ上の子に対して「負けたくない」という気持ちがあるようです。
ひそかに2つ上の子が今どのレベルの問題を解いているかをチェックしていて、負けじとがんばっているようでした。1番上の子を追いかけて成長してきたせいでしょうか。^ ^
そういうところを見ると、塾で周りにひとがいる中でやることが向いていように見えます。
ところが、競ってばかりかと思いきや、家庭学習では集中すればひとりでもくもくと進めています。でもやっぱりぼーっとする時間があったり。笑
自分の興味があることにはすごい集中力を発揮するので、本人が好きそうな算数パズルのような本をそっと置いてみたところ、声かけしなくても勝手に解いていました。
2番目さんにとっては、自分が興味を持っているかどうかが一番大きなポイントのようです。塾のような周りにひとがいる環境だろうが、家庭学習を行う場合だろうが、やっている内容に対する興味強ければがんばれるタイプのようです。
追記:4年生である現在では、スタディサプリでモンスターを育てることを目的に、日々どしどし問題を解きまくっております。
問題解くのは悪いことじゃないんだけど、授業動画も見てほしいので、私が仕事に行っている日中に、毎日ひとつだけは動画を見るという約束をしてあります。1.5倍速で動画見てます。笑
お調子者でひょうきんだけど根が真面目な3番目
甘えんぼうの末っ子はひとりで何かをするのが苦手でした。
うちの場合は発達の遅れを補うために小学生になる前、年中さんの年齢から公文をやっています。
これがすごく大変でした。汗
ひとりでやることができないので、教室の中で私がずっとつきっきりで対応し、家庭学習でもずっと横にいて声かけしてやらせていました。
いつもぐずぐず甘えんぼうですが、公文に関しては2番目と一緒に通っていたので、だんだん私の手を離れるようになっても続けられたようです。
そして、びっくりすることに、家庭学習の習慣化が一番スムーズだったのが3番目でした。
小学生になってからは生活時間の変化もあって週間が崩れる部分もありましたが、決まったタイミングで何かをするということを持続する力が強いようです。
他の習い事をして、その様子を見ていて気づいたのですが、3番目はすごく真面目なようです。先生に言われたことを頑なに守る…。甘えんぼうすぎて気づかなかったのですが、そういうところはすごくビシッとしたひとのようです。
3番目に向いている勉強の仕方
我が家の3番目は小学生になっても引き続き塾(公文)通いです。
続けている理由は、やはり発達の遅れの補いっぷりが大変素晴らしかったので、これでやめたらまた遅れが出てしまうのではないか…という私の心配からです。
ですが、タイプ的にはもしかしたら、通信教材等で家庭学習をするほうが向いているのかなとも思います。
おそらく私が専業主婦だったり、少なくとも今よりももっと家にいる時間が多かったらなら、塾通いよりも家庭学習でいろんな部分をフォローしていこうとしたと思います。
基本が真面目なので塾通いでもいけますが、習慣化に強いタイプの子の場合は家庭学習でやっていけるのではないかと思います。
まとめ
塾と家庭学習どっちが向いているかの考察の例として、うちの3人の小学生のお話をまとめてみましたが、参考になる部分はあったでしょうか。^ ^
今の小学生は忙しいですし、できればムダな時間を少なくして効率的に学習をさせてあげたいですよね。
そのためにも本人の特性や得意分野、集中の仕方などを観察してあげて、より合うかたちで学習習慣をつけてあげることができると良いと思います。
家から外に出て、塾の先生に教えてもらうことが向いているタイプか。
同じくらいの小学生たちの中で勉強することが向いているタイプか。
あるいは、ひとりで家庭学習を習慣化できるタイプか。
他にもいろんなタイプがあると思います。
塾でも家庭学習でも、お子さんのタイプに合った、ストレスが少ない状態で学習していけるような良い勉強法と出会えますように!
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