自分の気持ちが言えない…そんな子供の気持ちを楽にする5つの工夫

自分の気持ちが言えない子供のためにできること

兄弟姉妹の構成って少し性格に影響していると思います。1番上の子は周りに気を遣って自分の気持ちを言わないことがあります。2番目は、不器用さゆえに気持ちを表現するのがヘタです。3番目だけはストレートです。笑

どんな兄弟構成であろうと、親としては、子供には無理せずに素直に育って欲しいものだと思います。

自分の気持ちが言えない。本音を人前で出せない。そんな状態でずっと過ごすことはストレスだと思います。

子供たちが「自分の気持ちを言えない」という状態から脱するために、親ができる5つの工夫をまとめました。


1. 質問が悪い!?意識して答えやすい聞き方をする

答えづらい質問の仕方というものがあるそうです。子供としては気持ちを表現する気があるのに、質問のされ方で答えづらくなってしまう。もしそうだとしたらもったいないですよね。

実際にはどんな質問が「答えづらい」かというと、例えば、子供ができないことについて「なぜ?」と問い詰めてしまう場合を想像するとわかりやすいかもしれません。

子育てをしているとそういう場面に出会ったり、あるいは自分でもそんな質問をしてしまうことがあるのではないでしょうか。

子供が何か失敗をしてしまったり、よくない行動をしてしまったときに、大人はつい「どうしてそんなことするの!?」と質問してしまうことがあります。

でも、そういうとき、子供は自分でも、なぜ自分がそんな行動をとってしまうのかがわからない場合が多々あります。

その状態のときの子供に「どうして!?」「なぜ!?」と詰め寄ってしまうと、子供の心を頑なにしてしまって、子供たちは自分の心の中にあることを表現しづらくなってしまうのです。

私自身も思い当たることがあります。大人は問い詰めているつもりがなくても、子供からしたらきっと、詰め寄られている感じがするのでしょうね…。

そんな経験が重なることで、子供が、自分の気持ちが言えないという状態が繰り返され、気持ちを表現できなくなってしまう可能性はあるのだと思います。

「どう思う?」
「あなたはどう考えてる?」

焦らずに子供からその思いが出てくるまで待ってみることも大切なのだそうです。

質問する側も子供の気持ちを思いやり、問い詰めずに、本人が心の中から答えをさがして口に出すのを待ってあげることで、少しずつ自分の気持ちを表現できるようになっていくのだと思います。

2. 正解も不正解もない「意見」があることを教える

今の子供たちって、昔と比べたらみんな賢いなぁと感じます。周りを観察する能力が高いのか、小さくてもしっかりしていると思うのは私だけでしょうか。

小さいうちからいろんなことを見て、たくさんの情報に触れているから、偏ったところが賢くなっているような印象です。

間違えることを恐れるがゆえに、自分の意見を素直に言うことができないというお子さんが少なからずいるように感じています。もちろん我が家の場合も然りです。

意見には正解も不正解もなく、ただの気持ちの表現なんだよ、と何度も伝えていますが、自分の気持ちが言えない子は、なかなか考えを口に出すことができないのだと思います。

これについては、何度でも「正解も不正解もない『意見』というものが存在する」ことについて話していくしかないのかもしれません。

3. みんなが同じ意見じゃなくても良いということを伝える

みんなちがって みんないい。

という金子みすずさんの詩がありましたが、みんなでいろんな意見を出し合うということが、昔の子よりもヘタになっているのかも、と思うことがあります。

子供たちが数人集まって話し合うときに、みんなと違う意見を言ってしまうことに抵抗があったり、自分と違う意見があることに変につっかかっていく子がいます。

みんな違うんだからみんなそれぞれの意見を持っているんだよ。と伝えても、みんなと同じが良かったり、自分こそが正しかったりと、自分の中のものが傷つかないように守っているように見えます。

違いがあるからこそ学びがある。

人間が生きていくと必ずそういう場面に遭遇します。でも気持ちが頑なになっていると、「人との違い」というせっかくのギフトを受け取れない場合があるのだと思います。

まずは親が、自分の意見を押し付けず、自分の意見に子供が引っ張られてしまわないように、自らの意見の出し方に気をつけてあげることで、子供の受け取り方も違ってくるのかもしれません。

みんなと違っても、お母さんと違っても、それが自分の気持ちならそれで良いんだよ、ということを、時間をかけて伝えていく必要があるのだと思います。

4. 好きなことなら話せる!興味のある話題をふる

自分の気持ちが言えない子といっても、本当に気持ちが言えずに困っている場合と、単純にその話題に興味がなく、意見を言う必要がなくて言わないという場合もあるそうです。

確かに大人でも、自分の興味のない話題でぐいぐい語っていくということはないですよね。

大人でも子供でもそうだと思いますが、自分の好きなことや得意なことについては林やすいものです。

この子はなかなか自分の意見を言えないな…と感じたら、その子がわくわくするような話題をふってあげることからはじめてみてはいかがでしょうか。

好きなことについて話して、気持ちを表現していくことで、コミュニケーションのスキルは磨かれていくものだと思います。

その子の得意分野についてどんどん質問して、少しでも考えを表現する機会を増やしてみてください。

5. 表現のための道具をたくさん与える!語彙を増やす

自分の気持ちを言葉で表現するためには、「語彙」をたくさん持つことが重要なのだそうです。

言いたいことがある。でもその気持ちを上手に表現できない。だから言えない。伝えられない。そういう子も確かにいます。

自分の気持ちを言えないという前に、表現の仕方がわからなくて困っているだけという場合です。

この場合は、表現のための道具である「語彙」を増やしてあげるだけで、自分の気持ちを表現できるようになると思います。

そのためには、日々の読み聞かせや、本人が興味を持つ本をさがして読書の習慣をつけてあげることで良い効果があると思います。

また、親自身が言葉の表現の幅を広げて、意識して豊かな表現を使っていくことも良い影響があると思います。

それと、本人が文字を書くのが嫌いでないなら、作文や日記など文章表現から広げていくのも良いのではないでしょうか。

まとめ

自分の気持ちが言えない子供のために役立つ工夫をまとめてみましたがいかがでしょうか?

自分の気持ちが言えないといっても、その理由はいくつかあります。

そもそもその話題に興味がなかったり、言いたいことがあるのに飲み込んでしまっていたり、表現するための語彙がなくて困っているだけだったり。

お子さんの場合はどれに当てはまっているのかを考えながら、急かすことなく付き合ってあげることが重要なようです。

まずは親のほうが日々のストレスとうまく付き合い、イライラせずにゆったりとした気持ちで子供たちと接することが重要ですね。

子供の気持ちを頑なにせずに、余裕をもって対話できるよう、私も気をつけていきたいと思います。

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